読書感想文 上手に書くための読書ポイント3つとは
夏休みの宿題のうちで、自由研究と双璧をなすのが読書感想文。なかなか上手に書けない子どもが多いようだ。読書感想文を書くためには、選んだ本の読み方にもポイントがある。ベネッセ教育情報サイトが、一度でズバッと核心を突ける本の読み方のコツをお伝えする。
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(1)読み始める前にその本に対して持っていた印象と、読み終えたときの気持ちを覚えておき、メモする
読む前と後では、必ずギャップがあると思いますが、これが大切です。
なぜなら、そのギャップこそが、「今までになかった考え方が備わる」ことであり、お子さまの「成長」につながることであり、読み手が知りたいと思っていることだからです。
(2)読んでいて心が動いたとき、そこにしるし(付箋)をつける
「感動した」「共感した」「かわいそうになった」などというときはもちろん、「すごい!」「いやだな」「自分には真似できないな」「ハラハラした」「知らなかった!」「思わず、笑っちゃった!」「わたしだったら、こうするのに/こうはしないだろう」などと感じたときにも、「心が動いた」しるし、付箋を貼りましょう。
(3)「作者がこの本を通して訴えたかったことは何か?」を考えながら読む
ここを押さえていない感想文は、独りよがりな論理展開になってしまう恐れがありますから、お子さまなりの理解をすることが大事です。反対に、このような読み方が難しい本は、読書感想文には選ばないほうが無難です。
もし余裕があれば、親子で同じ本を読んで、感想を語り合うというのも、特に小学校低学年のお子さまの場合、助けになるでしょう。誰かの意見を聞くことで、自分の意見が深まったり、視点の幅が広がったりして、今まで気付かなかったことが見えてくることもあります。
出典:一度で、ズバッと核心を突ける読み方がある! -ベネッセ教育情報サイト