高校生向け通信教育で失敗するのは、これが理由! プロに聞く成果につながる勉強法

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家庭学習教材として人気の高い通信教育。学校の補習・定期テスト対策・大学受験の志望校対策などのコース・条件を選ぶと、ポイントを押さえた教材が届くのが魅力です。

しかし、通信教育は「つい放置してしまい結果が出ない」という問題も起きやすいもの。どのように取り組めば、放置せず成果につなげられるのか、元塾リーダー講師が解説します。

この記事のポイント

自分のレベル・高校・志望校に合ったコースを選ぶ

最も重要なのは、自分のレベルに合ったコースを選ぶこと。レベルが合わないとやる気が落ちて放置につながる可能性が高くなります。

苦手な科目は基礎・標準レベル、得意な科目は応用レベルまで取り組める教材がおすすめです。

1年生・2年生なら学校の教科書に合った教材が用意されたコースも良いでしょう。学校の進度に合わせて予習・復習・定期テスト対策ができます。授業やテストで「できた!」と感じられれば、やる気もアップしますよ。

大学受験をするなら、もちろん大学受験対応コース。課題提出や実力テストで自分の偏差値を把握しやすくなりますし、志望校選びや合格可能性の判断にも有用です。

教材が届いたら教材全体をざっと読んで1日のノルマを決める

教材が届いたら、まずは一呼吸おいて「1カ月間(または2週間)でどのくらい学習する必要があるのか」を確認。1日のノルマを決めましょう。

気分に任せて勉強すると、勉強する日としない日の落差が激しく放置につながる可能性大。「地道に計画的に進める」ことを意識してください。

<教材が届いたらやること>

● その期間で学習すべき量(何回分の学習か)をチェックする
● 1回分の学習にかかる時間をチェックする
● 1日のノルマを決める

この時、勉強時間を実際にどのくらいとれるかも重要です。詰め込みすぎると途中で倒れますので、「これならできる」という量に抑えましょう。

<学習計画例・1>

● 時間がとれない平日は暗記モノだけ取り組む
● 時間がとりやすい週末にまとめて1日5回分取り組む

<学習計画例・2>

● 平日は1日1回分取り組む
● 週末は1日2回分取り組む
● 暗記モノは毎日のスキマ時間に取り組む

また、週1日は「予備日」に設定します。学習計画より遅れた分を取り戻すための日です。

問題の解き直しで定着度アップ! 疑問はすぐに質問する

理解のポイントとテストに出やすい部分を中心に構成されている通信教育の教材は、テスト前の復習や演習としてとても便利。例題や練習問題は、ぜひ何回も解き直してください。

おすすめの解き直しのタイミングは以下の3パターン。繰り返し取り組むほど定着度が上がり、学力向上につながりますよ。

<解き直しのおすすめタイミング>

● 問題を解いて答え合わせをしたら間違っていたとき
● 定期テストや実力テストの前
● 大学受験対策で苦手分野をチェックするとき

もし科目の内容・学習の進め方・進路などで疑問が浮かんだら、通信教育の質問対応サポートを積極的に使って、どんどん質問しましょう。

まとめ & 実践 TIPS

つい放置してしまいがちな通信教育の教材。放置せず結果につなげるためには、
 ● 自分に合ったレベルを選ぶ
 ● 教材が届いたら全体を確認して1日のノルマを決める
 ● 何回も解き直し、質問対応サポートも活用する
という3点を意識しましょう。

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