頼らないのはもったいない!子育て世代包括支援センターはどんなところ?

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子育て世代包括支援センターが、どんな支援をしているのか知らない人も多いのではないでしょうか。身近にあって、実は利用すると役に立つ子育て世代包括支援センターについてご紹介します。

この記事のポイント

子育て世代包括支援センターが設置されている理由

平成29年4月から母子保険法の改正で、子育て世代包括支援センター(母子健康包括支援センター)が市町村に設置されることになりました。

妊娠初期から子育て期、他にも育児の悩みなどを抱えている保護者が、どこへ相談に行けばいいのか迷ったときに頼れる場所として、子育て世代包括支援センターを利用してもらいたいという理由で設置されています。

設置の目的として妊産婦・乳幼児等が安心して健康な生活ができるように、「利用者の目線となってニーズに合わせた支援を提供すること」・「切れ目のない支援をしていくこと」に重視して、支援を行っています。

子育て世代包括支援センターはどんな支援をしているの?

子育て世代包括支援センターの窓口では、妊娠の届出とともに母子健康手帳も発行しています。また、保健師・助産師と現在の健康状態など一人ひとりにあったアドバイスもしてもらえます。
他にも、どんな支援業務を行っているのかご紹介します。

①妊産婦・乳幼児、子育て中の保護者の現在の状況を確認

関係機関と支援センターで連携をとり、支援が必要そうな妊産婦、乳幼児とその保護者がいないか常に確認や情報収集などを行っています。また保健師等によるセンターでの面談や、必要であれば家庭訪問も可能です。

②妊娠・出産・子育てに関する各種の相談に応じ、必要な情報・助言・保健指導を行う

妊産婦や保護者の個別の悩みや不安、育児中の疑問などがあれば丁寧に話を聞き、相談内容を確認した上で、必要な情報を提供または解決方法などを一緒に検討していきます。

③支援プランを策定する

妊娠・出産・育児の悩みは一人ひとり違いがあるので、相談者の話を丁寧に聞く必要があります。相談内容を確認し、保健師等も交えて個人にあった的確な支援プランを策定していきます。

④保健・医療または福祉の関係機関との連絡調整を行う

支援センターでは適切な支援が継続してできるように、関係機関(保健・医療・福祉)と利用者の間に入って連絡調整を行っています。

他にも、様々な支援が期待できるので困ったときにすぐに連絡ができるように自分の住んでいる支援センターの場所や連絡先は確認しておきましょう。

子育て世代支援包括センターはどんなときに利用する?

子育て世代支援包括支援センターは、悩みや心配事がある、なしに関係なく全ての妊産婦・乳幼児を育てる保護者に利用してほしいと考えています。

こんな悩みを抱えている人は、気軽に利用してみましょう。

・妊娠・出産・子育てを誰にどう相談すればいいのかわからない
・妊娠中、子育て中の夫婦関係に悩んでいる
・育児中の経済状況に不安がある
・保護者の健康状態に悩んでいる

どんな些細な悩みでもいいので、人に話をするということが大切です。相談するべきなのかどうか迷っているようなら、まずは利用してみるとよいでしょう。
全て解決ができるというわけではありませんが、誰かに相談することで少し気持ちは楽になります。
また、支援センターでは専門知識の多い人に話を聞いてもらうこともできるので、【新しい気づき】もあるのではないでしょうか。

まとめ & 実践 TIPS

悩みや不安などにより、気持ちが不安定な状態になっていても自覚していない妊産婦・保護者も多いでしょう。
不安定な状態のままにしておくと、気づいたときには深刻化していたなんてこともあるかもしれません。
そうなる前に、子育て世代包括支援センターを利用しておくと育児の強い味方になってくれるかもしれませんね。

出典:子育て世代包括支援センター業務ガイドライン 厚生労働省の3ページを参照
URL https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/kosodatesedaigaidorain.pdf

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