授乳中に赤ちゃんが乳首を噛んでしまう原因と対処法は?
- 育児・子育て
授乳中に赤ちゃんにおっぱいを噛まれて、痛い思いをしたことはないでしょうか。「毎回噛まれるから授乳が辛い」「傷が治らず、痛くて授乳が怖い」と悩んでいませんか? 今回は授乳中に赤ちゃんにおっぱいを噛む原因と、痛いときの対処法をお伝えします。
この記事のポイント
授乳中に噛む理由
赤ちゃんが授乳中におっぱいを噛んでしまう理由は、個人差が大きいです。いくつかの考えられる理由の一つ目として、あまりお腹が空いていないため真剣に飲んでいない可能性が挙げられます。飲みたい気持ちが強くないため、授乳の集中力が散漫になりがちです。遊びのつもりで噛んでいることもあります。
二つ目は、歯茎のかゆみです。赤ちゃんの乳歯が生え始めるときは、歯茎がむずがゆくなります。赤ちゃんは歯がためなどの物を噛むことによって、むずがゆさを解消しています。授乳中にかゆくなったときにも、おっぱいを噛んでしまうことが考えられるのです。
三つ目は母乳の味や量の変化です。ママの食事の質によって、母乳の量や味が変化します。母乳味や量に変化があったときにも、味や量の違いに驚いて噛んでしまう可能性もあるのです。
- お腹が空いていない
- 歯が生えてきてかゆい
- 母乳の味や量が違う
噛まれた瞬間の対処法
おっぱいを噛まれたときは、無理に引っ張って外そうとしてはいけません。赤ちゃんが吸う力は強いので、引っ張ってもおっぱいから離れないこともあるからです。赤ちゃんの口からおっぱいを外すには、口の横から指を入れて外しましょう。赤ちゃんの首を少し下向きにしても外れることもあります。
さらに赤ちゃんに「痛い」という気持ちを伝えてみましょう。高い声で話すとあやしているように感じられるため、低めの声で真剣に伝えるのがコツです。ママの真剣な顔を見て、一時的に辞めることもあります。
何度も噛まれると、痛くてイライラすることもあるでしょう。しかし赤ちゃんはやっても良いことと悪いことの判別力が未熟です。いきなり噛まれて痛くても、赤ちゃんにイライラをぶつけないようにしてくださいね。
- 無理に外そうとしない
- 赤ちゃんに真剣に伝えてみる
- 痛くても赤ちゃんにイライラをぶつけない
おっぱいが痛いときのポイント
痛くて授乳を辞めてしまうと、おっぱいが張ったり母乳の出が悪くなったりします。できるだけ授乳はそのまま続けるのがおすすめです。
どうしても痛くて授乳が怖い場合は搾乳をしたり、乳頭保護パッドを使ったりしてみましょう。ただし保護パッドは口に入れたときの感触が違うため、嫌がる赤ちゃんもいます。赤ちゃんが嫌がる可能性も理解した上で、利用してみるのもよいでしょう。
傷ができた場合やいつも同じ場所を噛まれる場合は、吸わせる方向を変えてみましょう。横向きや内側から飲ませてみると、痛さが軽減することもあります。また食生活を見直して、母乳の質を意識するのもおすすめです。
- 痛くても授乳は続けるほうがよい
- 搾乳や乳頭保護パッドを使ってみる
- 吸わせる方向を変えてみる
まとめ & 実践 TIPS
赤ちゃんにおっぱいを噛まれると、傷ができたり出血したりすることがあります。「何度も噛まれて痛い」「赤ちゃんは悪くないのにイライラしてしまう」と悩むこともあるでしょう。まずは赤ちゃんがおっぱいを噛んでしまう原因を理解し、対処法を一つずつ試してみましょう。おっぱいが痛いときのポイントも押さえながら、少しでも楽になれる方法を見つけてくださいね。
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