産後は実母がストレスに? 原因は世代間ギャップと「分かってる感」かも

  • 育児・子育て

実母はまさに自分を育ててくれた「お母さん」です。だからこそ自身が子どもを持ったあとは、いろんな場面で頼れる心強い存在……だと思ったのに!

実際は実母に会うとなんだかイライラ・疲れてしまう、なんてかたも多いようです。その原因は育児に関する「世代間ギャップ」と、実の親子だからこその「分かってる感」かもしれません。

この記事のポイント

数十年の「世代間ギャップ」は埋まりにくい

ミルクよりも母乳、抱き癖がつくから抱っこはあまりしないほうがよい……などなど、今の時代では「問題ない」と明らかになっていることを力説してくる実母。毎日の育児で疲れているママとしてはちょっとイライラしてしまうかもしれません。

しかし、子育てが数十年も前に終わっている実母は、今までに育児の知識をアップデートする必要が無かった状態。そして育児中が専業主婦が多数派の時代だった場合、子育てにじっくり時間をかけて向き合い、自分の育児に自信を持っていた可能性も否めません。そこで急に「今の子育てはこうだよ」と言っても、すんなり納得できないのは当然かもしれないんです。

大人になってみると、今の小中高生の流行や話題についていきづらくなるのと似た感覚かも。いちど身についたことを大きく変えるのは難しいので、実母との世代間ギャップは埋まりにくいと考えておくのがベターです。

実母から見るとやっぱり「子ども」

実母からすれば、ママはやっぱり「自分が育ててきた子ども」。だからこそママの性格までよく知っている・把握していると思っているフシがあり、いつまでも「教えてあげなきゃ」「指摘してあげなきゃ」と思っている可能性もあります。

場合によっては「あなたは昔からそう」「だからそうなるのよ」なんてキツイ一言をグサリと放ってくることもあるかもしれません。子どもが小さいうちはママも疲れていて余裕がないため、余計にダメージを受けてしまいがちです。なので、どうしても実母との付き合いに難しさを感じるならしばらく距離を置いてみましょう。

自分を育ててくれた大切な家族ではあるけれど、別の人間だから価値観や考え方だって違って当然です。それは保護者であるママと、今はまだ小さな我が子との関係にも当てはまること。意見や考えを押し付けるのではなく、それぞれの考え方を尊重した対応をしていきたいものです。

実母と自分の間に「第三者」を入れるといいかも

一緒にいるとちょっと疲れるけど、どうしても実母に頼らざるをえない場面も子育て中にはあると思います。そんなときは保育園や幼稚園、一時保育などを利用する際に一緒についてきてもらう、または送迎をお願いしてみる、などもいいかもしれません。

「今の育児・教育に関してしっかり伝えられる人」である先生たちと実母が少しでも主体的に関わることで、世代間ギャップをじわじわと埋めることができる可能性も。あらかじめ先生たちに悩みを相談しておいてもよいかもしれませんね。

近い関係の間に、客観的な視点で判断してくれる第三者を挟むことはとても有効。園の先生がたはもちろん、病院の先生やパパ・ママ友などでもOKです。ママの悩みやストレスは子育てに影響が出てしまうこともあるので、とにかく抱え込まずに相談を。第三者を挟むと、意外とすんなり解決するかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

言いたいことも言いやすい一番近い関係の実母だからこそ、考え方の違いが大きく出る「育児」に関してはぶつかってしまいやすいものです。しかしたくさん意見交換をして、こちらの考え方に賛同してもらえれば非常に心強い味方になってくれる存在であることは間違いありません。

あるときは距離をおきつつ、あるときはきちんと対話をして。大切な実母と、上手に付き合っていきたいものですね。

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