保育園・幼稚園・学校の献立表はレシピの宝庫! 今日の夕飯の参考にしてみよう

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毎日の献立、どうやって決めていますか? 自分で考えたり、家族にリクエストを聞いたり、スーパーのレシピカードを参考にしたりと、いろんな方法があるでしょう。それでも、行き詰まってしまう時はあります。そんな時は、給食の献立表を参考にしてみてはいかがでしょうか?

この記事のポイント

毎日の食事を考えるのは大変!

献立を考え、食材を買って、作って……。夕飯だけでなく、朝食や昼食もとなれば本当に大変ですよね。思いつかない日があったり、同じものばかりになってしまったりすることもあるでしょう。そんななか必死で考えたのに「またこれ?」なんて家族に言われたら、イラっとするのは当然。「それなら考えて作ってよ!」と言いたくなりますよね。

食事は、作るだけでなく考えることだって大変。誰かが献立を考えてくれたら、どんなにラクでしょうか。そんなふうに感じているかた、実は身近におすすめのアイテムがあります。

保育園・幼稚園・学校の献立表を活用しよう

給食の献立表、しっかり見たことはありますか? もしよく見ずに捨ててしまっているなら、もったいない! 献立表には、毎日の食事のヒントになる情報がたくさん詰まっているのです。

・とにかく種類が多い!

給食は、毎日違うものであったり、2週間サイクルなどになっていたり、とにかくメニューが豊富。「主菜・副菜・汁物」という組み合わせになっていることが多く、品数もたくさんあります。だから「あ、これ最近食べてなかった」というものも見つかる可能性も。

レシピが詳しく載っているわけではありませんが、メニュー名だけでも献立のヒントになるはず。ぜひ、買い物に行く前に献立表をチェックしてみましょう。

・思いつかなかった組み合わせがある!

給食の献立は、栄養士さんを中心に考えられていることが多いです。いろんな種類の食材に触れたり、苦手なものをおいしく食べられるようにしたりと工夫もいっぱい。「この料理にこんな食材を入れていいんだ」「こんな味付け方法もあるんだ」というように、今まで思いつかなかったレシピも発見できるかもしれません。

カレーやみそ汁などの定番のメニューも、具材が変われば新しいものになります。献立表には、マンネリ化してきているものを変えるヒントが隠されているかもしれません。

・子どもの好きなものが作れる!

「給食で出た〇〇が食べたい」と言われたことはありませんか? お子さまの好きなメニューをお家でも再現してあげられたら、きっと喜びますよね。

そんな時は、園や学校の先生に相談してみてください。献立表に載っていないレシピも、聞いてみると教えてくれることがあります。また、各自治体などで給食のレシピを公開しているところも多いです。おやつのレシピもあるので、お子さまと一緒に作ってみてもよいかもしれませんね。

保育園や幼稚園は薄味! 家庭の味に合わせて調整を

給食を試食したことのあるかたなら知っているかと思いますが、園や学校の給食は薄味。文部科学省の「学校給食実施基準」に記載されている塩分量の基準値は、6~9歳の児童の場合2g未満、10~14歳の児童・生徒の場合2.5g未満となっています。そのため、普段濃い味付けで食事をしているかたにとっては「味がない」と感じるかもしれません。

それでも給食がおいしく食べられるのは、出汁を丁寧にとったり、香りのある食材を使用したりして工夫をしているから。食材の種類も多いので、それだけおいしく食べられるのでしょう。もちろん、子どもたちが薄味に慣れているということもあります。

ただ、これを家庭で再現しようとすると難しいことも。そんな時は、食べやすい濃さや味付けに調整してもOKです。調味料を少し増やしたり、香辛料を使用したり……。家庭だけのオリジナルのレシピにしていってもよいかもしれませんね。

まとめ & 実践 TIPS

献立を考えるという作業は、案外大変なもの。もし困った時は、身近な献立表も活用してみてください。もちろん、全部作る必要はありません。どんなお惣菜を買うのかのヒントにしたってよいのです。毎日のことなので、上手にラクをしていってください。


出典:文部科学省「学校給食実施基準(平成30年文部科学)告示」
https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/__icsFiles/afieldfile/2019/06/06/1407704_002.pdf

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