注目度が高まっているテニス、子どものテニススクールの選び方
オリンピックで注目度が高まっているテニス。お子さまにテニスを習わせようかと考えている保護者も多いのではないでしょうか? そこで今回はテニススクールを選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。
テニスは生涯に渡ってできるスポーツのひとつ
テニスの魅力として一番にご紹介したいのが、老若男女、誰もができるスポーツということです。公園や河川敷などにあるテニスコートを見れば一目瞭然ですが、お子さまから若者、中高年、シニア世代のかたまでハツラツとプレーしています。
家族でできるスポーツと言ってもいいでしょう。世界での競技人口は1億人を超えると言われており、世界中で愛されているスポーツなのです。
また、ふたりいれば練習や試合ができるのも魅力のひとつです。チームスポーツとは違って気軽にいつでもできるのです。
幼少期から始める際のメリットとして考えられるのは、俊敏性や瞬発力、さらに持久力などが鍛えられることです。短距離でも長距離でも足が速くなることが可能です。また体軸も強化されますので、バランス感覚にも好影響を与えます。
テニスがうまくなるというだけではなく、将来に渡って必要な体の強さを手に入れることもできるのです。また試合をするようになれば、的確な判断力も身についてきます。
友だちがいずれライバルになり、競争心を刺激
テニスを習わせたいと思ったら、設備や優れたコーチが揃うテニススクールが最適でしょう。インターネットやDVDによる教材もありますが、小さなお子さまを教えるには経験のあるコーチにお願いするのがおすすめです。
また、プライベートコーチを付けるという選択肢もありますよね。しかしビギナーからプライベートコーチをつけるよりは、テニススクールで楽しくテニスにふれることから始めるほうがいいでしょう。
それはテニススクールには実力によるクラス分けがあり、それに合わせた練習メニューが確立されていることが多いためです。ほとんどのスクールでは上手になることでクラスが昇格していきます。これはお子さまのモチベーションを上げるのに非常に効果的なのです。
また、同じ練習をする友だちがいることもお子さまにはとてもいいことです。テニススクールに通う理由に、「お友だちに会いたいから」を挙げるお子さまも少なくないようです。
この友だちがいずれライバルになるというのも見逃せないポイントです。競争心を刺激し、より競技力を向上させてくれるのです。
目指すのはラリー。試合形式の練習で実践力も
では、テニススクールではどのようなレッスンをするのでしょうか?ほとんどのテニススクールは、年中~年長クラスから受け付けています。4~5歳くらいですね。ラケットを振るスポーツですから安全面を考えてのことでしょう。
もちろん最初からラケットでボールを打てるお子さまもいれば、まったく打てないお子さまもいますので、最初に行うのはボールを投げたり受け取ったりというところが多いようです。
並行して素振りなどの基礎的なトレーニングでフォームを教えてもらいます。その後、ラケットでボールを打つ練習が始まり、ある程度ボールが打てるようになってきたら、狙った場所にボールを打ち込む練習に移行します。最終的にはラリーをするのが目標なので、ボールを追いかけて打つといった練習もするようになります。
また、試合を想定した実践的な練習も始まります。サーブやボレー、スマッシュといったテクニックだけではなく、状況や相手を見て判断したり、心理戦などより高度なプレーテクニックも身に付けていったりすることができます。
体験や見学を利用して、チェックするのを忘れずに
テニススクールは数多くありますが、どのようなテニススクールがいいのか、選び方のポイントを押さえておきましょう。
◆テニスコートを始め、必要な施設がととのっているか。
コートにデコボコがないか、などの状態も気になるところです。
◆優れたコーチが複数いるか。
指導者がどういった指導資格を有しているかどうかも見ておきましょう。
◆受付スタッフが明るく対応してくれるか。
雰囲気のよさは通いやすさにつながります。
◆レッスンの時間帯が豊富か。
振替制度があるかも押さえておきましょう。
◆通いやすい場所にあるか。
週1~2回通うことを考えると、通いやすい場所にあるのが最適です。駐車場が確保されているかもチェックしておきましょう。
テニススクールでは見学はもちろん、レッスン体験会なども実施しています。その際には、既に習っているお子さまが明るく楽しくテニスをしているのか見てみましょう。ご自身のお子さまが楽しくプレーしているところがイメージできれば、そこはきっとお子さまに合ったテニススクールといえるのではないでしょうか。