【パパの子育てへの関わり】パパをイクメンにする方法

 世間的にパパが子育てに関わるようになってきたと言われる今日このごろ。もちろん自主的にイクメンになるパパも多いと思いますが、パパをイクメンにするかどうかはママ次第。パパをイクメンにする方法とは?

出産前なら一緒にマタニティ教室で実感を高める

 ママの場合、赤ちゃんを身ごもっている間にママとしての意識が高まります。でもパパはママを通して実感を得ることが多いのではないでしょうか。出産前であればプレママ・プレパパのためのマタニティ教室などへ一緒に参加し、パパになるという実感を高めてもらうのもいいのでは。赤ちゃんのお風呂の入れ方をはじめ、体験型の教室も多く、実践することで「パパになるんだ」という心構えが芽生えるはず。

また、できれば定期健診などにも同伴してもらうと、おなかの赤ちゃんの成長に触れることができます。「動いているね」「成長しているね」と感じることで、パパとしての自覚が高まっていくのでは。

出産後はとにかくほめて感謝する

 出産は病気ではありませんが、ママの体はとても疲れています。出産前の体調に戻るには出産後、6~8週間かかると言われています。しかも、赤ちゃんに合わせた生活なので、夜中の授乳などで寝不足ということも…。

この時期、パパに手伝ってもらいたいことはたくさんありますが、気分的にイライラしてしまうという人も少なくないでしょう。でも、パパをイクメンにすることで、育児生活もかなりラクになるはず。オムツ替えなど赤ちゃんの世話だけでなく、洗濯など、これまでママがやることが多かったことをパパに委ねていきましょう。パパに委ねるときのポイントは、とにかくほめること。そして「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れないことが大事です。

パパを育てる気持ちで

 今までしていなかったことを急にするのは誰だって大変です。ましてやママのやり方で…となるとパパだって戸惑うことが多いはず。妊娠中に産後、パパにやって欲しいこと、どうやって欲しいのかを相談、練習しておくといいでしょう。女心としては言わなくてもやってもらえたらうれしいですが、それはなかなか難しいこと。やって欲しいことがあったら、言葉できちんと伝えましょう。言い方はやさしく。お願いするときは、「オムツ、替えて!」ではなく「オムツを替えてあげてくれる?」など提案型や、「何ならやってくれる?」など選択型もおすすめです。またサポートをお願いするときは、しきるのではなく上手に甘えるのがポイントです。

子どもが生まれて、「家族を守らなくては」「自分ががんばらなくては」と思っているパパも多いはず。パパのプライドを大事にしながらパパをイクメンに育てましょう。

プロフィール



NPO法人孫育て・ニッポン理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事。「母親が一人で子育てを担うのではなく、家族、地域、社会で子どもを育てよう」をミッションに、全国にて講演、プロジェクトを行う。東京都北区多世代コミュニティー「いろむすびカフェ」アドバイザー。産後のママをみんなでサポートする「3・3産後サポートプロジェクト」発起人。著書、共著に「ママとパパも喜ぶ いまどきの幸せ孫育て」(家の光出版)。

NPO法人 孫育て・ニッポン
http://www.magosodate-nippon.org/

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