孫に会えないのが寂しい…。こんなとき、解決策はある？

父親側の祖父母という立場に意外と多いのが、「孫に、会いたくても会えない！」というお悩み。これまでの付き合いの中での何気ない言動で、お嫁さんとの間がギクシャクしてしまっていたり、育て方の方針の違いから距離を置かれてしまったりするのが原因のひとつであるようです。
すくすくと成長する孫に会えないのは辛いもの。まずは、なぜ距離ができてしまっているのか冷静に考え、子ども夫婦への思いやりも忘れずに接することから始めてみましょう。

まずは、パパ、ママとの関係を円満にすることから

あまりのかわいらしさに、つい孫にばかりに気持ちが向かってしまいますが、まずはパパ、ママとの関係を見直してみましょう。関係に溝がある場合は、そこを修復するのが先決です。「孫に会えない」とお悩みの祖父母世代の声を聞くと、「当初は結婚に反対していた」「妊娠、出産中に言ったささいなひと言で気を悪くさせた」など、距離を置かれるきっかけに心当たりがあるかたも、少なくないようです。孫と親しくふれあうためには、パパ、ママとの付き合いが良好であるという前提が不可欠。わだかまりがあるのであれば、これを機会に改めて歩み寄ってみてはいかがでしょう。子どもが生まれると、毎日の育児の大変さから、改めて自分たちの両親に対して感謝の思いが湧いてくるもの。心の距離を縮めるには最適なタイミングではないでしょうか。

パパ、ママの子育て方針を尊重しましょう

子育ての常識や教育方針は、今と昔でかなりの違いがあるうえに、人それぞれで考え方が異なります。育児方針のすれ違いが原因で、子ども夫婦から距離を置かれてしまい、「孫に会えない」「会わせてもらえない」というかたも少なくありません。
「昔はこうだった」「もっとこうしたら？」と、先輩の立場として、ついアドバイスをしたくなってしまうかもしれませんが、基本的には子ども夫婦の子育てや、教育方針を尊重するほうがいいでしょう。せっかく好意でアドバイスしたつもりでも、お子さまのこととなると神経質になってしまう人も多く、押し付けがましく感じられてしまうことも。「相談を受けたら意見する」程度のスタンスがいいのかもしれません。

若い子ども夫婦にとって、それぞれの両親たちは本来、誰よりも頼りになる存在のはず。また、祖父母世代とのふれあいは、お子さまたちの健やかな心の成長に大きく影響するといわれています。お互いに思いやれる関係を築き、お孫さんと充実した時間が過ごせるといいですね。