夏休みの宿題、「早くやりなさい」より効く暗示のスキルとは
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夏休みも終盤、なかなか宿題をやろうとしない我が子にイライラしている保護者も多いのではないだろうか。とはいえ、「早くやりなさい!」と何度も繰り返し、無理に机に向かわせるのは避けたいもの。ベネッセ教育情報サイトが、コーチングのプロ・石川尚子氏に、子どもの自発的な行動を促す「暗示のスキル」を教えてもらった。
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言葉一つで自然とその気になり、行動が促されるのが「暗示」です。たとえば、「とても元気そうね」などと言われると、そんな気になることはないでしょうか。この暗示のスキルを夏休みの宿題にも活用してみてください。「どうせ、うちの子は言ってもやらない」という前提ではなく、「きっとやれる」という気持ちで、以下のような声かけをしてみましょう。
● ゴールをイメージさせる
「宿題が終わったら、あとは遊べるね。何して遊ぶ?」などと言われると、ゴールの日付やゴール後のイメージが自然と思い描かれます。「このドリルが終わったら、あとはかなり楽だよね」などの言葉も折々にかけます。
● 強みを強化する
「〇〇ちゃんは短期集中型だから、短い時間で終わらせちゃうよね」などと、子どもの強みを示します。強みは、自覚させるとより強化されます。
● 決定事項として伝える
宿題に取り組もうとしない日は、「今日は何からやる?」と、「やる」ことは決まっている前提で質問しましょう。お子さまの答えを待ちながら、「何時からやる?」「終わったあとは、どうする?」と行動を明確化していきます。一つひとつ、ゆっくりと間を空けながら質問するのがポイントです。
● 楽しさと達成感を引き出す
宿題に取り組んでいる時も、「どんどん進むね」「計画どおりできると、気持ちいいね」などと、「楽しい」「やりとげた」などの気持ちが引き出されるような声かけを続けましょう。
● 信頼を示す
ペースダウンしてきた時は、「あなたなら、残りはすぐにできる」と、子どもへの信頼を表す声かけが効果的です。
出典:宿題も「暗示のスキル」でどんどん完了! -ベネッセ教育情報サイト
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