気になる子どもの習い事。今人気の習い事は? 習い事はさせたほうがいいの?

 「子どもに何かしらの習い事をさせたいけれど、何がいいのだろう?」。親であれば一度は考えたことがあるのではないでしょうか。何を習うにしても必ずメリットがあります。その子どもによって合うものも、合わないものもあります。「この習い事が一番いい」という正解はないのです。それでも、現在の傾向を知ることで、何かヒントを得られるかもしれません。この記事では、子どものいる保護者を対象に行った習い事に関するアンケート(※)をもとに、今人気の習い事や、習い事の必要性について考えてみたいと思います。


子ども自身が希望してはじめる場合も多いが、親からの勧めではじめる場合も

 「子どもに習い事をさせる理由は?」という質問に対するアンケートでは、32%が「子ども自身がやりたがったから」と、子ども自身が希望したことによるものと答えています。しかし、それよりも多い34%の保護者が、「子どもの教養を深めたり、将来に役立つと思ったから」と回答。習い事による良い影響を期待する親が多いことがわかります。

 

さらに、どんな習い事が選ばれているかを見てみましょう。


 アンケート回答の中でもっとも人気があったのはスイミング。スイミングはスポーツの中でも「体中をバランスよく鍛えることができる」「成長期でも骨や関節に負担をかけない」「心肺機能が向上るため、喘息の子どもにおすすめできる」などの理由から、根強く支持されるものです。英会話は幼いころから英語を学ぶことにより自然な英語を身につけられる、コミュニケーション能力が高まるなどの特徴があります。ピアノは脳と手を同時に使うという高度な技術であることから、音楽の能力を超えた部分でも脳機能を高めるといわれています。それぞれに納得の理由があるのです。

 

 


「習い事をしないと心配……。何かやらせたほうがいい?」

 周囲に習い事をしているお友達が多いと、「何か習い事をさせたほうがいいのでは」と心配になるかもしれません。ですが、絶対必要かといえば、そんなことはまったくありません。実際、最初にご紹介したアンケートを見てみると、5人に1人は習い事をしていないのです。

 

子どもにとって大切なのは、学ぶこと、さまざまな経験をすること、努力することを知ること、そして達成感や自信を得ること。その習い事特有の技術を学ぶことも重要ではありますが、特別な技術を習得できなくても、生きていくのに困るわけではありません。ですから、もし本人がやる気を見せていないのであれば、無理に習い事を押し付けるべきではないでしょう。興味ややる気がなければ、「もっと学びたい」「いろいろやってみたい」といった向上心も生まれないからです。

 

 

習い事は学校や自宅にはない刺激を得られる重要な手段

 とはいえ、習い事は学校や自宅にはない刺激を得ることができる、重要な手段ではあります。さまざまな習い事を習うきっかけを与え、学ぶことの選択肢を与えてあげるのは、子どもにとっても大変有益なことです。我が子の声をしっかり聞きながら、我が子に合った習い事を見つけ、サポートするようにしましょう。最近はダンス、和太鼓、陶芸などの習い事もあり、子どもの可能性も大きく広がっています。「これから子どもに習い事を……」と考えている方は、まずは、普段から子どもがどんなことに興味を持っているのか、じっくり観察することからはじめましょう。

 

 

【アンケートについて】

■調査地域:全国

■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた

■調査期間:2015年1月26日~2015年2月16日

■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート

■有効回答数:3,743名

 

 

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