幼児・小学生の習い事で「武道」に注目高まる! その人気の理由とは?

お子さまが成長してくると、「何か習い事でもさせてみようかな」と考える保護者のかたは多いでしょう。最近は複数の習い事をしているお子さまも多く、スポーツ系と学習系など方向性の異なるものを掛け持ちする傾向があるようです。
今回はその中でも最近注目が高まっている「武道」について、習うメリットや人気の理由をご紹介します。

幼児や小学生を中心に、武道の人気が高まっている

最近では幼児や小学生を中心に、空手をはじめとした武道が習い事として人気を集めつつあります。
ベネッセ総合研究所の調査(2013年)によると、幼児と小学生のスポーツ活動ランキングで、水泳やサッカーに続き、空手は第5位。これは、野球やバスケットボールを上回っています。
人気の背景には、複数のスポーツ活動をしているお子さまが多いことも影響しています。というのも、保護者のかたはお子さまが小学生くらいまでは、複数のスポーツ活動を経験させて特性を見極めたいと考える傾向があります。その際に、他のスポーツとくらべて「礼儀の尊重」など特徴がはっきりしている武道を組み合わせることが多いようです。
以前こちらの記事(http://benesse.jp/kosodate/201606/20160608-2.html)でもご紹介したように、フランスでは男の子の習い事で空手が人気だそうです。日本でも、いずれそんな日が来るのかもしれません。

武道が人気の理由は「礼儀」の重視にあった

空手や合気道、剣道といった武道をお子さまに習わせている保護者からは、「体力がつくなど身体的な成長だけでなく、礼儀正しさや忍耐強さが身についた」といった声がよく聞かれます。
2012年度から中学校で武道が必修化されましたが、「各道共通指導内容」にも次のふたつが挙げられています。

(1)「礼」の実践
「礼」の実践により、礼儀正しさを身につける。

(2)武道は「礼に始まり礼に終わる」
授業の始めと終わりに姿勢を正し、「お願いします」「ありがとうございました」などの礼をする。

合気道、空手、剣道、柔道など武道にはさまざまな種類がありますが、このように全てに共通して大切にされているのが「礼」です。武道を通じ、子どもたちは体を動かしながらこうした「礼」の大切さを学ぶことができるのです。

武道ではなぜ礼儀が「身につく」のか?

このように武道では「礼」を重んじていますが、具体的にはどのように「礼の実践」をしているのでしょうか。武道の中でも特にお子さまの習い事として人気が高い、空手の稽古を例に見ていきましょう。

【稽古の流れ】
1)神前に向かって礼、黙想。
まずは全員で正座し、神前に向かって礼、黙想を行う。それから指導員の号令に合わせた号令稽古に入る。
2)準備運動、基本稽古、型稽古、組手など。
3)正座して礼、黙想。道場訓を読む。
4)最後に全員で道場の掃除を行う。

このように、空手では稽古の始めと終わりには必ず礼と黙想をし、道場の掃除も子どもたちで行います。
また実際に体を動かす場面では、段位や経験によって上下関係がはっきりしています。けれども武道の上下関係は、ただ厳しいというものではありません。「上」の者が「下」の者に対するときにも「礼」が重んじられるのです。
ですから習い事の場合でも、年長のお子さまが下のお子さまに教えるなど、はっきりした上下関係がありながら互いを思いやることを実践しています。 これら全てが、「礼儀」を学ぶいい機会だと言えるでしょう。

いかがでしたか?
「礼儀正しさ」は、成長して社会に出てからも人付き合いのうえで大切な要素です。お子さまがある程度成長してくると、「そろそろきちんとした礼儀を学ばせたい」と考える保護者のかたは多いと思います。
ご家庭でのしつけや学校での人間関係など、礼儀を学ぶ機会はいろいろありますが、お子さまが体を動かすことがお好きなら武道を試してみてもいいかもしれません。

最近では大人が一緒に習える教室もあります。お子さまと一緒に始めてみたら、保護者のかたにとっても「礼儀」を見直すきっかけとなるかもしれませんね。

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