体の部位アドバイス - 心の発達
スーパーや銀行などお店の中に入りたがらず、大泣きして自分で外に出て行ってしまいます。
スーパーや銀行などお店の中に入りたがらず、抱っこして一緒に入っても、大泣きして暴れ抱っこから降り、自分で歩いて外に出て走って逃げます。いろいろ説明を試みるのですが、すぐ脱走。預ける人なども近くにおらず、買い物や必要最低限の用事ができづらく悩んでいます。
娘自体もいやで泣いているのはわかるのですが、対策はあるのか、今後続いたらどうしようと悩む次第です。店内のキッズルームなどは、1回覚えさせるとそこばかり行きたがり収拾がつかない状態です。
お子さんにとってつまらない所に行くよりはキッズルームなどで楽しく遊びたいのでしょう。言い聞かせてがまんができる年齢ではありませんが、いろいろなことを理解できるようになると聞き分けもよくなってきます。しばらくはおうちのかたもがまんが必要かもしれません。
かなりな抵抗をしているようですが、いつからこのようなことがあったのでしょうか?
過敏なお子さんですと人込みをいやがることがあります。人がたくさんいることに何となく落ち着かず、ざわざわとした雰囲気をいやがるのです。また、銀行などは、みな無言でいらいらしながら待っているような雰囲気になりがちで、子どもにもその緊張感が伝わり気に入らないものと思われます。
「1歳前から家の中でも音への反応が強かった」
「物事に対する好き嫌いがはっきりしている」
「いつもと異なる場面に慣れるのに時間がかかる」
といったことがあれば、少し過敏な部分をもつお子さんかもしれません。
もし急にこうしたことが始まったのであれば、例えば長い時間待たされてつまらない思いをしたり、お子さんにとってビックリするような経験(スーパーの店内放送などに不快感を覚えるなど)をしたなど、何かきっかけとなることがあった可能性があります。
すべての建物の中に入れないわけではないと思いますので、お子さんが入れるお店、建物はどういう場所なのか、入れないお店との違いを探してみてください。
ご相談から推察すると、おそらくキッズルームで遊べたことが、とても楽しく記憶に残ってしまっているのかもしれません。
「今日はお遊びの所に行かないのよ」と言い聞かせてもまだよくわからず、自分のやりたいことを通したい年齢ですので、もう少し理解がついてくれば状況の理解をして、がまんすることもできるようになります。
大変でしょうがしばらくはおうちのかたもがまんが必要かもしれません。
対策としては外で十分に遊ばせて満足感をもたせてください。そうすれば少しの時間はおうちのかたの言うことを聞いてがまんもできるようになるでしょう。
どうしても出かけなければならないときには、お子さんのお気に入りのものを持ってお子さんを安心させてあげること、帰りにキッズルームに少し寄ってみる約束をして出かけるなど、がまんさせることとご褒美をうまく結びつけていくことも必要でしょう。