子どもの短所は長所にもなる 発想の転換でわかる我が子の個性
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「なぜ、うちの子はこんなに頑固なの」「どうして、いつものんびりなのかしら」など、我が子の性格が気になっている保護者は多いのではないだろうか。発達心理学が専門の白百合女子大学教授・秦野悦子氏に、子どもの性格との上手な関わり方を伺った。
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子どもには長所と短所、それぞれたくさんあると思いますが、短所は特に気になってしまうもの。しかし、こうした短所は、保護者の期待とのズレであることが多いと思います。こんな子どもであってほしいという願いと現実が違うことに、焦りを感じているのです。次第に「うちの子は、こういう性格だから仕方ない」と考えが固定化するようになり、たとえば、友達とのケンカの場面が印象に残るのに対し、小さい子に優しくする姿が目に入らなくなるといったことが起こります。
子どもの短所は長所でもあると、とらえてみましょう。頑固すぎる場合は、粘り強く、諦めない強い心を持っているという風に考えることが可能。おしゃべりが止まらない子どもは、意見をはきはき伝えられると見ることができます。発想を転換して子どもに接することで、個性や性格をより深く理解することができるはずです。一方で、子どもの長所はできるだけ具体的にほめてあげましょう。子どもは自分のよいところには気付けず、人からほめてもらうことで自信がつき、ほかのこともがんばろうという意欲がわいてきます。
子育てには唯一の正解がないため、不安になることも多いでしょうが、「今はこんな感じかな」と子どもの性格に気長に付き合ってください。発達には個人差があり、ある程度そろってくるのが小学4年生くらい。ほかの子どもと比べて心配しすぎないことも大切です。また、子どもは保護者の望むとおりに無理して振る舞うことがあります。しかし、本来の自分の特性にそぐわない行動は、思春期に大きな反動となって表れてしまうこともあるので気を付けたいですね。
出典:子どもの気になる性格にどう対応すべき?【後編】短所は子どもの長所になる -ベネッセ教育情報サイト
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