誕生星座はいつ観られる? 専門家が教える星空の楽しみ方
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夏休みの家族旅行など、普段とは違った場所で夜空を見上げた時、空が広く感じられたり、いつもは見えない星が見えたりしたことがあるだろう。特に都市部で暮らしていると、星も見えにくく、夜空を見上げる機会も少ないかもしれない。親子で過ごす夜空の楽しみ方を、国立天文台副台長の渡部潤一氏に伺った。
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星の光は何百年、何千年、あるいは何万年かかって地球に届きます。そんな悠久の宇宙を目の前にすれば、わたしたちの日常の悩みや苦労が、ささいなことに思えてくるかもしれません。
家族旅行でも、星占いの星座でもきっかけは何でもよいので、ぜひ親子で星空観察をしてみてください。たとえば星占いがきっかけなら、誕生星座は「誕生日の3~4か月前の宵の空に見える」と覚えておくとよいでしょう。明るい星があるおうし座・ふたご座・しし座・おとめ座・さそり座などは見つけやすいですよ。
星に関わる季節の行事を、家族で楽しむのもおすすめです。秋になれば、中秋の名月(十五夜)があります。月は大きく、最も観察しやすい天体です。気温が低くなって、大気中の湿度が下がり、透明度が高くなると月はいっそう美しく見えます。お団子にすすきをお供えして、お月見を楽しむのもいいですね。家族間のコミュニケーションを深める貴重な場になるはずです。
日本は公開天文台が200以上、プラネタリウムは250以上もあり、「世界一天文施設が充実している国です。こうした施設を活用するのもよいと思います。天文台では、大望遠鏡を使って迫力ある星の姿が楽しめますし、専門家の解説も聞くことができます。美しい映像や音楽と共にエンターテインメントとして星空を楽しめる施設もあります。
国立天文台でも月2回定例観望会を開催しているほか、彗星や日食、月食などの天文現象をホームページで発表しています。ぜひ親子でチェックしてみてください。
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