保護者は大助かり! イギリスの充実した子育て支援
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ご主人と長女の3人でロンドンへ転居した沓澤糸氏。子育てを通じて感じられた日本との環境の違いを感じている。中でも、おもに「社会全体での子育て支援」について現地イギリスではどのような取り組みがあるのか、具体的に教えていただいた。
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私の若い友人がロンドンで出産したのですが、彼女はNHS(National Health Service)という国営の医療制度を利用したため、出産に関する費用は無料だったそうです。
NHSでは、無料の出産準備学級(マタニティー・スクール)も行われています。日本でも保健所や産院などで実施されていますが、イギリスの場合は夫婦で参加できる夜のコースもあるそうです。出産後の子育てを考えると、夫婦で受けやすいコースがあるのはありたいですよね。
また、娘は学校の歯科検診で歯科矯正をすすめられましたが、先生のお話では、16歳になるまでは歯科矯正も無料とのことでした。ただ、この制度は、財政面や医療内容の質など、さまざまな課題があるようです。
そのほか、幼児期の教育・保険施設もバラエティーにとんでいます。幼稚園や保育園はもちろん、週1~2回、0~4歳の子どもとその保護者が参加できる教室や、週3~5回程度、5歳くらいまでの子どもが参加できるプレイグループなど、子どもや家庭の状況によって、利用するサービスや施設を選べるようになっているそうです。母親の職業の有無にかかわらず、子どもと保護者が交流できる場がいろいろとあるのは、とてもよいことだと思います。
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