子どものやる気を伸ばす目標設定、コツを専門家がアドバイス

子どものやる気を伸ばす目標設定、コツを専門家がアドバイス学習やスポーツにおいて、子どもに「目標」を立てさせている保護者も多いだろう。ただ、目標設定を間違うと、子どもの意欲をかえって低下させてしまうこともあるという。子どもの動機づけに関する研究を続ける筑波大学大学院 准教授の外山美樹氏に、子どもに自信をつけさせる目標設定のポイントを伺った。

 

***

 

目標を立てることは、モチベーションを高めるためにとても有効な方法です。ですが、それ自体がモチベーションを高めるわけではありません。自分が立てた目標が達成できたとき初めて、自己有能感が高まり、活動へのモチベーションとなります。反対に、目標設定に失敗し目標を達成することができなければ、自己有能感が喪失し、かえって子どもの意欲を低下させる可能性があります。

 

子どものやる気を高めたいのなら、達成できそうな小さな目標を設定すること。それを達成して自信をたくさんつけさせることが、大きな目標を達成させるための第一歩になります。

 

目標設定のポイントをいくつかご紹介しましょう。

 

●具体的な数字や期間を入れた目標を立てる
「毎日1時間勉強する」「サッカーのリフティングを20回以上できるようになる」など
●自分の能力によって達成できる目標を立てる
「連立方程式が解けるようになる」や「逆上がりができるようになる」など
●複数の目標を立てる
できれば得意な分野で複数の目標を

 

「(○○に)言われたから」という他律的な理由で目標に取り組む子どもより、「自分が○○したかったから」という自律的な動機で取り組む子どものほうが意欲は高いことが、研究から明らかになっています。子どもと話し合いながら、子どもが納得できる目標を立てましょう。目標を達成できたという喜びから、次第に自分から目標を発するようになるはずです。また、目標について親子で話し合う機会は、よいコミュニケーションの場にもなります。

 

出典:子どもに自信をつけさせる! 目標の立て方【基礎知識編】 -ベネッセ教育情報サイト

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A