見違えるほど上達する! サッカーのパス&コントロール練習法
この技術を身につければ、グンとレベルアップできる! そんなサッカーのテクニックを操ってライバルに差をつけたいと思っているお子さまも多いはず。親子で挑戦してみたい、初心者向けのパスとコントロールの効果的な練習法。ちゅうコーチこと元Jリーガーの中里宏司氏が教えてくれた。
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パスとコントロールを制するためには「インサイドキック」と「トラップ」が欠かせません。
インサイドキックは最も正確にパスを出せ、いちばんよく使われるキックです。足の内側を使います。
練習する時には、2人1組になり、間にマーカー(水を入れたペットボトルでも可)を2つ横に並べて立てます。ボールがその間を通るように、インサイドを使って相手にパスをします。両足でできるようにしましょう。マーカーの間隔を少しずつ狭くすると、徐々に正確なパスの技術が身につきます。
ポイントは(1)軸足の爪先を、しっかりと蹴りたい人に向ける (2)足首を直角に固定し、くるぶしの近くでボールを蹴る (3)足の内側でボールを強く押す、の3つです。
次に、ボールを止める「トラップ」の練習です。
止めたときにボールが体から離れてしまうと、余分な時間がかかり、敵にボールを奪われてしまいます。正確なトラップは上手なパスにつながり、思い通りのプレーを可能にします。
2人1組で、間にマーカーを2つ横に並べて立てたら、ボールがその間を通るようにインサイド(足の内側)で相手にパスをします。受ける側がしっかりとインサイドにボールをあてて止めます。両足どちらでも止められる、強いボールもしっかり止められるテクニックを身につけます。
ポイントは(1)足首をしっかりと直角に固定する (2)くるぶし近くにボールの中心をあてる (3)体全体をボールのほうに動かし、体の中心で止める、の3つです。
インサイドキックとトラップに慣れてきたらパス&ランに挑戦です。相手にしっかり体を向けてパスし、思い切りよくいきましょう。
サッカーは、ボールを「蹴る」ことと「止める」ことの連続。コツをつかんで、みんながビックリするような必殺パスを目指してください。