新6年生、塾の新学年スタート!…なのに全然スイッチが入らない我が子【中学受験】

新6年生は塾通いにもすっかり慣れる頃ですが、中学受験まで1年を切ったこの時期にいま一つスイッチが入らない、やる気が出ないというお子さんもいらっしゃるかと思います。そうした場合に、どうやる気アップにつなげていくのか、森上教育研究所がお伝えします。

この記事のポイント

やる気をなくしていると思われるときは、勉強のやりかたの見直しを

5年生から6年生に上がる時期のお子さんは、塾通いにもすっかり慣れた頃かと思います。一方で、わからないことがわからないまま放置されていったり、塾でわからないことを聞こうにも大人数の塾ですぐに聞けずにそのままになってしまったりといったことが重なって、やる気をなくし成績が伸び悩んでいるというお子さんのご相談もよくお聞きします。これは、この時期のお子さんにはよくある事例で、新6年生に上がるタイミングで転塾されるお子さんが結構いらっしゃる理由の一つとなっています。

お子さんがどうもやる気が出ない、塾でわからないところを解消しきれていないといった様子がみられる場合は、一度勉強のやり方を見直すことが必要です。

まずはご家庭で、わからなかったことをノートに問題を貼り付けるなどして整理し、その週のうちに疑問を解消できるようにするなどの工夫で、わからないところの解消をめざしましょう。
それでも現在の塾の一斉指導では解決が難しいということであれば、転塾もしくは個別指導のサポートをお願いするといった選択肢も含めて環境を整えましょう。

実際の入試問題に触れるなどやる気アップの工夫も必要

お子さんがやる気が出ない場合のご家庭での手助けの基本は、お子さんが自分自身の頭で考えてわからなかったことがわかるようになったり、学力が身に付いたと実感できるようになったりするよう、うまくアシストすることです。

上に述べたノートの整理も、ご家族でお子さんの話を聞きながら積極的に手助けをしてあげられるとお子さんのやる気につながります。

また、具体的に目標が明確になるとお子さんも「何のために勉強するのか」がはっきりするため、やる気につながります。例えば、実際の中学入試の問題を見てみるのもおすすめです。

一緒に入試問題を見て、これを入試本番では○分くらいで解かなきゃいけないんだね、どこからどう解けばいいんだろう、どう思う?などと声をかけながら一緒に考えてみるのもいいでしょう。

最も伸びる6年生の夏休みを有効に使えるように早めに準備

今年の新6年生はコロナ禍の影響が続く中、例年とは異なる状況で受験に向けての勉強を続けていますが、今後の状況はまだ不透明。コロナ感染を心配せずに安心して勉強に打ち込めるのはいつになるのか、不安も多いでしょう。

1学年上の今年の受験生は、休校やオンライン授業などでしっかり学力を伸ばしきれないかたも多くいらっしゃいました。その反省をふまえて、今年の新6年生はぜひ、早い時期からわからないところをそのままにせず、学力を積み上げていける環境を用意できるよう、心がけてください。

特に6年生の夏休みは最も学力の伸びる時期です。コロナ禍の影響で例年通りの夏期講習が行われない恐れがある場合は、ご家庭でのサポートを充実させることや、個別指導を頼むといった対策も早めに検討するなどの準備を進めましょう。

まとめ & 実践 TIPS

お子さんがやる気が出ず、塾でわからないところを解消しきれていない場合は、一度勉強のやり方を見直しましょう。
わからなかったことをノートに整理するなどの工夫で、わからないところの解消をめざし、それでも難しい場合は転塾、個別指導といった選択肢も含めて環境を整えましょう。
ご家庭では、お子さんのやる気につながるよう、ノートの整理などのサポートとともに、目標を明確にするため、実際の入試問題を一緒に見るのもおすすめです。
コロナ禍が続いていますが、6年生の夏休みを有効に使えるよう早めに準備を進めましょう。

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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