高校受験の推薦入試対策 日常生活の中でできることは?
いよいよ間近に迫ってきた高校入試。すでに中学校と私立高校との入試相談の結果が出ているところもあるだろう。推薦入試の出願が認められたらまずはひと安心といったところだが、何が起こるか予断を許さないのが高校受験。安田教育研究所の安田理氏に、この時期日常生活の中でできることと保護者の心得を聞いた。
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推薦入試の出願が認められたということは、中堅以下の高校の場合は、調査書(内申)の成績がOKということ。あとは面接と作文(小論文)です。めったにないことですが、面接で落とされるケースがあるので注意してください。たとえば、質問にわざと反抗的な回答をする、面接者の顔を見ようとしない、その学校に入りたいという意欲をまったく感じさせない、といった態度は要注意です。
保護者からすると、なぜわざわざこんな態度をとるのかと嘆きたくなりますが、15歳くらいだといきがってこんな態度に出ることもあるようです。今のうちから自然に受験校のことを話題にし、話し方、声量、態度などに気になるような点があったら直しておくといいでしょう。
作文のテーマは、「中学校生活のこと」「高校生活への抱負」など、一般的なものが多いので、今のうちに400字、600字、800字くらいのパターンそれぞれで書く練習をしておくことをおすすめします。もちろんこれ以外のテーマが出ることもあるわけですが、それぞれの字数でまとまりのある文章にする練習をしておけば本番にも極めて有効です。
また、直前の学校説明会、入試問題研究会(入試問題解説会等、名称はいろいろ)ではこれまでの出題テーマを公表する学校もあるので、時間がとれるようなら、極力参加しておくことをおすすめします。