■地震(じしん)・火山活動
問題1 |
問1 | 2007年10月1日より新しい地震の情報提供が始まりました。それは次の中のどれですか。 | ア | 地震予知速報 | イ | 緊急(きんきゅう)地震速報 | ウ | 地震震度速報 | エ | 救急地震速報 | | 問2 | 問1の地震情報を屋内で聞いたとき、どのようにしたらよいですか。 | ア | 屋内にいると危険なので、できるだけ急いで家の外に出る。 | イ | ゆれが止まったらすぐに屋外に出られるように、窓(まど)の下に移動する。 | ウ | 上からものが落ちたり、倒(たお)れてきたりすると危険(きけん)なので、机(つくえ)の下などに移動する。 | エ | すぐに移動すると危険なので、ゆれが止まるまでその場所にとどまっている。 |
(同志社香里中) |
問題1の考え方と答え |
問1の答え |
イ
|
問2の答え |
ウ
|
考え方 |
地震のゆれが始まると物が落ちてきたり、窓ガラスが割(わ)れたりするなどの危険があるので、すぐに机の下やまわりに物がない場所に移動します。また余震があると建物が崩壊(ほうかい)する危険があるので、指定された避難(ひなん)場所にすぐに移動するようにします。
|
問題2 |
マグニチュードと震度(しんど)について、正しいものはどれですか。すべて選び、ア~キで答えなさい。
ア マグニチュードが7のときは、震度も7である。マグニチュードと震度は、同じ値(あたい)で表される。 イ マグニチュードが7のときでも、震度はいろいろな値で表される。 ウ 震源(しんげん)から遠ざかるほど、マグニチュードの値は7より小さくなり、震度は変わらない。 エ 震源からの距離(きょり)と、マグニチュードの値は比例する。 オ 震源からの距離と、震度の値は比例する。 カ 1回の地震であれば、マグニチュードの値は1つである。 キ 1回の地震であれば、震度の値は1つである。
(浦和明の星女子中) |
問題2の考え方と答え |
答え |
イ・カ
|
考え方 |
マグニチュードは地震のエネルギーの大きさを表す値なので、1回の地震につき値は1つしかありません。震度は建物のゆれや人が感じるゆれの大きさを表す値で、震源からの距離や地殻(ちかく)の構造によって値が変化します。
|
■顕微鏡(けんびきょう)の使い方
問題 |
けんび鏡についての次の各問いに答えなさい。
問1 | 使い方についての説明が書いてありますが、正しくない文章が3つ混ざっています。それらを除(のぞ)いて、正しいもの5つを選び出し、使い方の順番に並(なら)べかえて、記号で答えなさい。 | ア | 横から見ながら反射(はんしゃ)鏡の角度を変え、反射鏡に、のせ台の下側の中央が映(うつ)ったところで止める。 | イ | 接眼レンズからのぞきながら、反射鏡の角度を変え、全体が明るく見えたところで止める。 | ウ | 横から見ながらねじを回し、対物レンズとプレパラートの間を近づける。 | エ | 接眼レンズからのぞきながらねじを回し、対物レンズとプレパラートの間を近づけ、はっきり見えるところで止める。 | オ | 接眼レンズからのぞきながらねじを回し、対物レンズとプレパラートの間をはなしていき、はっきり見えるところで止める。 | カ | のせ台の上にプレパラートを置き、止め金でおさえる。 | キ | けんび鏡を箱から出し、日光の当たる明るい机(つくえ)の上に置く。 | ク | けんび鏡を箱から出し、日光の当たらない明るい机の上に置く。 |
| | 問2 | 「開成」の成という字を小さく紙に書いて、上下が逆にならないように、のせ台にのせ、接眼レンズからのぞくと、どのように見えるでしょうか。次のア~エの中から1つ選び、記号で答えなさい。 | | | 問3 | 接眼レンズからのぞいたら、見たいものが右下の方に見えました。これを中央に持っていくには、プレパラートをどちらの方向に動かしたらよいでしょうか。次のア~エの中から1つ選び、記号で答えなさい。 | ア 右下 イ 右上 ウ 左下 エ 左上 |
(開成中) |
問題の考え方と答え |
問1の答え |
ク→イ→カ→ウ→オ
|
考え方 |
けんび鏡の操作(そうさ)の順番は教科書にものっています。実験器具や機材は事故がないように操作の順番が決まっています。基本をしっかり身につけたいものです。
|
問2の答え |
ウ
|
考え方 |
光学けんび鏡は上下左右が逆<点対称(てんたいしょう)>になって見えます。
|
問3の答え |
ア
|
考え方 |
光学けんび鏡では点対称の位置に見たいものがあるので実物は左上にあります。これを中央に持ってくるにはプレパラートを反対方向(右下)に移動させます。
|
■振り子(ふりこ)
問題 |
図のように天じょうからぶら下げたふりこのおもりをAの位置で静かにはなしました。ふりこはかべに衝突(しょうとつ)し、はねかえりましたが、Aの位置まではもどりませんでした。ふりこはその後、かべとの衝突をくりかえしました。次の問1、問2の各問いの答えをそれぞれア~ウから1つずつ選び、記号で答えなさい。
問1 | かべにぶつかる直前のおもりの速さは、衝突のたびにどうなっていきますか。 | 問2 | 衝突から次の衝突までの時間は、衝突をくりかえすうちにどうなっていきますか。
ア 変わらない イ 増える ウ 減る |
| |
(駒場東邦中) |
問題の考え方と答え |
答え |
問1 ウ 問2 ア
|
考え方 |
問1 | おもりの速さはふれはじめの位置が高いほど速くなるので、反対に位置が低くなるほどおそくなっていきます。 | 問2 | おもりの位置が低くなるとふれ幅(はば)も小さくなりますが、ふりこの周期(1往復する時間)はふれ幅には関係ないので変わりません。 |
|
プロフィール
中学受験と私塾、中高一貫の中等教育と私学を対象とする調査・コンサルティング機関。私塾に『中学受験研究』、私学に『私学中等教育』を月刊で発行している。「わが子が伸びる親の『技(スキル)』研究会」を主催している。