学校訪問でのチェック事項は? その2[中学受験合格言コラム]
お子さんは我が家の家庭文化に染まっているのだから、学校訪問に連れて行き、その感性で在校生・先生・学校全体を見させて評価させることは意義のあることである。
「我が子に合った学校」か、どうかは、子どもの感性でも一部は判断ができる。しかし、判断できる範囲は入学後の学校生活に限られ、自分の学力や資質を向上させてくれる学校かどうかを子ども自身が判断できるかとなると、疑問である。通常、子どもの学力や資質を向上させてくれる学校かどうかは、主として保護者が判断すべき事項であると考えられるだろう。
ところが、自分では判断ができないであろう子どもに、その点をチェックさせることに、実は意義がある。というのも、志望校の選択では、楽しそうな学校というだけではなく、自分を向上させてくれる学校という観点でも考えなければならないことを自分でチェックさせることによって、自らを省みることができるからである。
お子さんを学校訪問に連れていく場合は、保護者が一度下見をして、志望校の候補と認められる学校だけにすべきだ。下見をせずに学校訪問を行った結果、保護者が志望校とはしたくない学校をお子さんが気に入ってしまうとトラブルの原因になることがあるので気を付けてほしい。
新しい環境に入っていく時は、だれでも不安を感じる。入学後の学校生活に不安を感じている子どもにとって、自分と同じようなタイプのクラスメートがいることは不安の解消となる。学校訪問で、自分と同じようなタイプの在校生がどの程度の割合でいるかを観察することで、その数が多ければ子どもにとっては、それだけ合う学校と言えるのである。「楽しそうな生徒が多いか」は、学校生活が楽しく送れそうかの判断基準になると思う。楽しそうかどうかは主観的な評価となるが、子どもにとっては入学後の学校生活に良いイメージを持てるはずだ。
子どもが学校訪問をする機会としては、オープンスクールや文化祭が多いと思う。
文化祭を例にとれば、初めて見る私立中高の文化祭は、小学生の子どもにとっては体験したことがない世界と映るであろう。最初の文化祭では、子どもは自分が在籍する小学校と比較することで「良い・悪い」または「好き・嫌い」を判断するしかないが、基準となる小学校は、評価対象となる中学校とあまりにも異なるので評価は難しいと思う。
そこで、評価の基準を最初に訪問した中学校の文化祭として、その後に訪問したいくつかの文化祭を上記のチェック事項で比較できるようにすれば評価ができる。このような評価方法であれば、子どもの感性に合った学校が見つかる可能性は高い。
「我が子に合った学校」か、どうかは、子どもの感性でも一部は判断ができる。しかし、判断できる範囲は入学後の学校生活に限られ、自分の学力や資質を向上させてくれる学校かどうかを子ども自身が判断できるかとなると、疑問である。通常、子どもの学力や資質を向上させてくれる学校かどうかは、主として保護者が判断すべき事項であると考えられるだろう。
ところが、自分では判断ができないであろう子どもに、その点をチェックさせることに、実は意義がある。というのも、志望校の選択では、楽しそうな学校というだけではなく、自分を向上させてくれる学校という観点でも考えなければならないことを自分でチェックさせることによって、自らを省みることができるからである。
お子さんを学校訪問に連れていく場合は、保護者が一度下見をして、志望校の候補と認められる学校だけにすべきだ。下見をせずに学校訪問を行った結果、保護者が志望校とはしたくない学校をお子さんが気に入ってしまうとトラブルの原因になることがあるので気を付けてほしい。
受験生本人のチェック事項 |
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1.在校生との相性は?(自分と同じタイプの在校生は多いか) |
2.在校生のやる気は?(楽しそうな生徒が多いか) |
3.在校生の雰囲気は?(自分の性格・資質を向上するうえでプラスか) |
4.先生との相性は?(自分と相性のよさそうな先生は多いか) |
5.先生の包容力は?(自分を受け入れてくれそうな先生は多いか) |
6.先生の雰囲気は?(自分の性格・資質を伸ばしていくうえでプラスか) |
7.自分がイメージしたものと比べ学校の雰囲気は? |
8.学校は自分の性格に合っているか?(学校は楽しそうか) |
9.学校の雰囲気は?(自分の性格・資質を向上するうえでプラスか) |
10.総合的相性は?(入学後の学校生活に好イメージが持てたか) |
新しい環境に入っていく時は、だれでも不安を感じる。入学後の学校生活に不安を感じている子どもにとって、自分と同じようなタイプのクラスメートがいることは不安の解消となる。学校訪問で、自分と同じようなタイプの在校生がどの程度の割合でいるかを観察することで、その数が多ければ子どもにとっては、それだけ合う学校と言えるのである。「楽しそうな生徒が多いか」は、学校生活が楽しく送れそうかの判断基準になると思う。楽しそうかどうかは主観的な評価となるが、子どもにとっては入学後の学校生活に良いイメージを持てるはずだ。
子どもが学校訪問をする機会としては、オープンスクールや文化祭が多いと思う。
文化祭を例にとれば、初めて見る私立中高の文化祭は、小学生の子どもにとっては体験したことがない世界と映るであろう。最初の文化祭では、子どもは自分が在籍する小学校と比較することで「良い・悪い」または「好き・嫌い」を判断するしかないが、基準となる小学校は、評価対象となる中学校とあまりにも異なるので評価は難しいと思う。
そこで、評価の基準を最初に訪問した中学校の文化祭として、その後に訪問したいくつかの文化祭を上記のチェック事項で比較できるようにすれば評価ができる。このような評価方法であれば、子どもの感性に合った学校が見つかる可能性は高い。