「感想までたどり着かない」 夏休み最後に必死でマスを埋める「読書感想文」

「感想までたどり着かない」 夏休み最後に必死でマスを埋める「読書感想文」「夏休みの宿題」の定番のひとつ、読書感想文。対象の本を選ぶところから始まり、案外手間と時間がかかると敬遠する子どもが多い。ベネッセ教育情報サイトでは、小学生の子どもを持つサイトメンバーを対象に、「夏休みの読書感想文」に関するアンケート実施。果たして今の子どもたちはどのように格闘しているのだろうか。(調査期間2013年9月/回答者数1349人)

 

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読書感想文が夏休みの宿題に出されているのは、半数以上の55.1%。苦労する宿題としても「自由研究」に続き2位にランクインしています。

 

子どもたちは、なぜ読書感想文で困ってしまうのでしょうか。本選びの段階で既につまずいている場合もありますが、圧倒的に多いのは、文章にまとめる大変さにまいっているケースのようです。
読書感想文が実際に仕上がるのは、8月下旬以降が多数。「夏休みの最終日に、慌てて作文用紙を埋めていました。感想はほとんど入っていませんでした」と、結局あらすじばかりで「感想文」としての体をなさなかった、というケースも。注意しなければならないのは「選んだ本が読書感想文に向いているかいないか」ということ。課題図書になっていても、子どもによって書きやすい内容と、そうではない内容があります。本を決めたら手早く仕上げてしまうことが、吉のようです。

 

【お子さまが読書感想文にかけた時間は何日間くらいですか?】
お子さまが読書感想文にかけた時間は何日間くらいですか?

読書感想文を仕上げるのにかかった日数については、7割以上が「3日以内」という結果でした。面倒くさがっていた割には、実際に始めてみると、案外短時間で仕上がっているようです。「下書きを嫌がって直接書き始めてしまい、まちがえるたびに消すのが大変」といった、清書に時間がかかるケースもありました。なかなか難しいところもありますが、子どもに付かず離れず、読書感想文を仕上げられるよう、フォローしてあげたいものです。

 

出典:読書感想文 7割以上が3日以内で仕上げ まずは早めの課題図書選定を -ベネッセ教育情報サイト

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