小学生の地理(地図)の学習は、親子で遊びながらが効果大!
社会科の地理の学習は、地図や地名に興味を持つかどうかによって成績が大きく変わってきます。「暗記学習」と捉えてしまうと、なかなか楽しく学べず、興味が湧きづらくなります。生活するうえで役立つ分野ですし、クイズ形式で学びやすい題材も多いので、興味を持たせるきっかけとして「遊び」の要素を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【地理の学習法1】白地図を使って全都道府県の踏破をめざそう
地理に全く興味がないお子さまにとって、全ての都道府県名や位置を覚えるのはなかなか大変な作業です。そこでゲーム性を持たせるために、白地図を用意し、訪れたことのある都道府県に色を塗っていきましょう。自宅のある場所やその近隣、旅行先、祖父母の家など、生まれた頃にまでさかのぼって思い出すと、意外と多くの都道府県を訪れたことがあると気付くかもしれません。お子さまから「○○地方はまだ行ったことがないから、次の旅行先にしよう」といった提案も出てくるかもしれません。
【地理の学習法2】ランキングで覚えよう
テレビ番組ではランキングを紹介する手法が人気です。それを地理の勉強にもいかしてみましょう。例えば、「高い山」「長い川」「大きな湖」「深い湖」「大きな島」「長いトンネル」など、地理の学習につながるランキングはいろいろと考えられます。お子さまに調べてもらってもいいですし、そうしたランキングをまとめた地図帳などがある場合は、クイズ形式で質問すると良い勉強になります。大人でも、1位は知っていても、2位以下は知らないことが結構多く、なかなか楽しめます。
例えば、日本一高い山は「富士山(3776m)」と誰でも知っていますが、2位と3位は? と聞かれると、意外と答えられないものです。答えは、2位「北岳(3193m)」、3位「奥穂高岳(3190m)」です。ランキングで覚える際は、同時に地図で位置を確認するとますます地理に強くなります。
【地理の学習法3】地図を手元に置いてテレビを見よう
テレビや新聞のニュースでは各地の地名が出てきますが、意識しなければ聞き流してしまいます。そこで手元に地図を置いて、気になるニュースのあった地名を調べてみましょう。その際に近くにある有名な観光スポットを探したり、自宅からの距離を調べてみたりすると、地図を見ることの楽しさに目覚めるかもしれません。また、保護者のかたが方々に出張する仕事なら、地図で行き先を教えてあげると、より興味を持つようになるでしょう。
【地理の学習法4】学習玩具で遊びながら覚えよう
地理の学習になる学習玩具も販売されています。例えば、日本の都道府県や世界の国がピースになったパズル、都道府県や地図記号、国旗などのカルタ、また日本中を旅するすごろくなど、年齢に応じて楽しめるものがいろいろあります。家族団らんを兼ねて学習玩具で遊べば、楽しみながら自然と地理に対する興味が湧いてくるはずです。
【地理の学習法5】地図の地名探しゲームをしよう
地図を広げて、一人が地図内にある地名や山、川、湖などを指定し、別の人がどこにあるのかを探すというゲームです。探す人が複数の場合は早く見つけたほうを勝ちとして、2人だけならタイムを競います。単純なゲームですので漢字がわかれば低学年のお子さまでも楽しめますが、意外と大人も熱中できます。