大谷選手がTOP10入り!「小学生のあこがれの人」ランキング2023

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あこがれの人の存在は、ワクワクしたり、毎日をがんばる原動力になったりするもの。小学生は、どんな人にあこがれているのでしょうか。「進研ゼミ小学講座」が実施した「2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」からあこがれの人ランキングを紹介します(※1)

この記事のポイント

小学生のあこがれの人ランキングTOP10

1位には「友達」、2位には「お母さん」がランクイン。3位以降にも大差をつけ、昨年2022年と同じTOP2となりました。小学生にとって、「友達」「お母さん」は身近な存在でありながら、あこがれを抱く存在でもあるようです。
「友達」「お母さん」と同様に昨年に引き続きTOP10に入っているのは、7位にランクインした「すとぷり」。昨年の4位から3つ順位を落としましたが、根強い人気で小学生のあこがれを集めているようです。

TOP10にランクインした人が活躍するジャンルは多種多様。最も多くランクインした身近な人(「友達」「お母さん」「学校の先生」「お父さん」)をはじめ、アニメのキャラクター(「星野アイ」「フリーレン」)、アイドル(「Snow Man」)、スポーツ選手(「大谷翔平」)、YouTubeでの活躍が目立つ人(「いれいす」「カラフルピーチ」)など多岐にわたりました。

あこがれる理由としては、活躍ぶりやスキルの高さだけでなく、人柄や長所を挙げる声が。さまざまな分野にアンテナを広げ、あこがれの気持ちを高めている素直で前向きな小学生たちの様子が見えてきました。
以下では、TOP10についてさらに詳しく紹介します。

初めてスポーツ選手、YouTuberがTOP10入り

2023年のランキングでは、2020年の調査開始以来初めて、スポーツ選手、YouTuberがランクインしました。

スポーツ選手では「大谷翔平選手」が6位に。WBC優勝やア・リーグMVPといった成績や実績だけでなく、人柄にあこがれる声が多く寄せられていました。「野球だけじゃなくて対応までもやさしいし、みんなのヒーローだから」「たくさんの人に勇気や感動を与えているから」といった声から、メディアで目にする野球選手としての活躍ぶりだけでなく、その姿勢や言動にまで注目してあこがれの気持ちを大きくしている様子がうかがえます。

YouTuberでは、歌い手グループ「いれいす」、ゲーム実況を行う「カラフルピーチ」がランクイン。初めてのTOP10に2組が入ったことからも、YouTubeで動画を楽しむことが小学生たちにとってより身近なエンタメになっている様子が見えてきました。

アニメの登場人物は引き続き人気

アニメのキャラクターからは、2023年に大人気となった「推しの子」の登場人物「星野アイ」が3位にランクイン。小学生たちがアニメや漫画を楽しむだけでなく、登場人物のキャラクターや人柄にまで注目している様子がうかがえます。

「星野アイ」については、あこがれの理由として「可愛くてポジティブで明るくてアイドルの才能があるところ」「他の人のことも大切にしているところ」などが挙げられていました。アニメの登場人物であっても「実在の人物ではないから」と思うのでなく、素敵なところや尊敬できる点を見つけてあこがれを抱く様子からは、小学生の柔軟さや素直さが感じられますね。

あこがれの人がいる子どもは将来への意識が高い

さまざまなジャンルの人にあこがれの気持ちを抱く小学生たち。あこがれの人がいると、胸がワクワクしたり、毎日が楽しくなったりするだけでなく、成長を促す大切な要素となることが、東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の共同研究からも明らかになっています(※2)

調査によると「あこがれの人」を持つ子どものほうが将来への意識、特に社会に役に立ちたいとの志向が高いことが明らかに。「あこがれの人」がいることが目指す将来の目標を考えることや、目標に向けて努力することへのモチベーションにつながるのかもしれません。

あこがれは、将来の希望や夢を考えるきっかけになるもの。保護者のかたにとってはなじみのない人にあこがれていることも時にはあるかもしれませんが、その純粋な気持ちを応援してあげたいですね。「どんなところにあこがれるの?」「どんな人なのか教えて」といった質問をしてみるのもいいでしょう。お子さまが自分の価値観や考え方に気付くきっかけになるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

「小学生のあこがれの人ランキング2023年」は、多岐にわたるジャンルからバラエティー豊かな顔ぶれがランクイン。身近な人から、メディアで見る人まで、さまざまな人の人柄を感じてあこがれの気持ちを大きくする様子がうかがえました。あこがれの人がいることは、毎日を楽しく過ごしたり、がんばる原動力になったり、将来への意識を高めたり……とうれしい効果もたくさん。お子さまのあこがれの気持ちを応援していってあげられるといいですね。

(出典)
※1
調査名:「進研ゼミ小学講座」 小学生18,000人への意識調査 2023年総決算ランキング
調査期間:2023年11月10日~26日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
回答者・回答数:「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に18,802人(女子12,859人、男子4,728人、性別無回答・その他1,215人)が回答。

※2
「子どもの生活と学びに関する親子調査2017」
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所
https://view-next.benesse.jp/view_section/bkn-board/article03711/

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