子どもに落書きされても感情的にならないで! 対策を知り寛大に見守ろう

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子どもはお絵かきが大好きになると、いろいろな場所に描いてみたいという好奇心やいたずら心から、落書きをしてしまうこともあります。仕方のないこととはいえ、壁や床などに落書きをされたら多くの保護者は、「ダメでしょ」とつい怒ってしまいがちではないでしょうか。しかし対策を知っていれば、感情的にならず寛大な気持ちで受け止められるかもしれません。

この記事のポイント

お子さまが落書きしてしまったら

お子さまが落書きをしてしまっても感情的にならずに、まずはその理由を聞いてみましょう。なぜそこに描こうと思ったのかじっくり話を聞いてみると、お子さまなりの理由があるはずです。

大きな絵を描いて保護者を喜ばせたかった可能性も考えられますし、真っ白な壁では寂しいと思い楽しくなるように絵を描いたのかもしれません。保護者が喜んでくれると思って描いたのに、頭ごなしに叱られてしまっては、お子さまも納得できないでしょう。

きちんとお子さまの話を聞いてその心理を理解したうえで、そこに描いてはいけない理由をわかりやすく説明できるとよいですね。

  • 感情的にならずに落書きした理由を聞く
  • 落書きにはお子さまなりの理由がある
  • 心理を理解したうえでなぜいけないか伝える

すぐにできる落書き予防法

落書きは想像力を育み、リラックス効果をもたらすといわれています。ですから落書きが一概に悪いとは言い切れないのです。しかし部屋の至る所に自由に落書きをされては、困ってしまいますね。

お子さまが落書きをするようになったら、大きめのホワイトボードや黒板などを壁に設置して、落書きできるスペースを設けてみましょう。お風呂用のクレヨンを使って、お風呂の壁一面に落書きするというのもよいですね。ダイナミックに自由に落書きできる場所があるだけで、お子さまの心が満たされ落書きを減らすことができるかもしれません。

また、大きな紙に描きたいとか、いつもと違うお絵かきがしたいというのであれば、模造紙や段ボールなどいつもの紙とは違うものを用意してみましょう。お子さまの気持ちに寄り添い、可能な限り欲求を叶えてあげられるとよいですね。

描ける道具があると、落書きしたいという気持ちを掻き立ててしまうかもしれません。お子さまの手が届くところに、ペンなどを置かないようにすることも心がけましょう。

  • ホワイトボードなどで落書きスペースを作る
  • 模造紙や段ボールなどにお絵かきしてみる
  • 手の届くところにペンなどを置かない

落書きを落とす方法

壁紙に落書きされてしまっても、壁紙の素材がビニール製のものであれば落とせる可能性があるので、インクの素材別に落とし方をご紹介します。

・油性クレヨン

油を含んだロウで作られたクレヨンを落とすには、油を溶かして柔らかくする除光液やクレンジングオイルが効果的です。布に染み込ませて押さえるように拭いてみましょう。

・油性ペン

こちらも油が含まれているので、クレヨンと同じような方法で落とします。消毒用エタノールなどでも代用が可能です。

・鉛筆や色鉛筆

消しゴムでこするだけである程度の汚れを落とすことができます。油性の色鉛筆の場合は、除光液やクレンジングオイルを使用しましょう。

・絵の具や水性ペン

濡らした雑巾で拭き取るだけで落とせます。アクリル絵の具や水性ペンは、一度乾燥してしまうと落とせなくなるので、できるだけ早く拭き取りましょう。

それぞれの方法を試しても落とせなかった場合は、市販されている専用の落書き落としを使うことをおすすめします。

まとめ & 実践 TIPS

油性ペンのように落ちにくいインクで落書きされてしまうと、消すのが大変という気持ちからつい感情的になりがちですが、落書きを落とす方法をある程度知っていると、気持ちにも余裕が生まれるのではないでしょうか。

落書きはお子さまの想像力を育み、リラックス効果をもたらしてくれます。落書きされては困る場所への対策をしつつ、寛大に見守っていけるとよいですね。

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