朝バタバタの小学生「昨日やっておけば、こんなことにならなかったのに」パターン別解決法[教えて!赤ペン先生]

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子どもが、朝、学校に行く前になって、あわてて時間割をそろえたり、忘れ物に気づいたりしたとき、「昨日やっておけば、こんなことにならなかったのに」とつい小言を言ってしまう…。「忘れ物をしないように」と注意したら、教科書などを全部ランドセルに入れていた…そんな経験ありますよね。よくあるパターン別に、赤ペン先生であり、2児の母でもある私が実践した対策をいくつかご紹介したいと思います。

朝にならないと準備をしない

とくに小学校低学年の子どもは、「前もって準備をしておく」というような先のことを考えて行動することができにくく、「言われなければ気づかない」または「言われてからやればよい」と思っていることが多いようです。まず、翌日の準備をする時間をお子さま自身に決めてもらいましょう。お子さまひとりで決めることが難しいようであれば、おうちのかたと一緒に決めていただいてもよいです。
はじめは、おうちの方が「明日の準備をする時間だよ」などと声かけをして一緒に準備をしてあげるのがよいと思います。余裕をもって準備をしたほうがメリットがあることを身をもって感じることができたら、子どもは案外、率先してできるようになるものです。

教科書などを全部持って行く

「時間割や連絡帳を見ながら必要な物をそろえる」ということは、大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては難しく、準備の仕方を教えてあげることが必要です。最初は、おうちのかたと一緒に時間割を見ながら「算数、国語…」などとひとつずつ確認してランドセルに入れる、次に連絡帳などを見て、持ち物を確認して用意するという一連の作業を行うことをおすすめします。慣れたら準備はお子さまひとりで行い、チェックはおうちのかたと一緒にするなど、段階的に手を離していくのがよいと思います。

まとめ & 実践 TIPS

親は、子どもにきちんとしてほしいあまり、できていないことに目を向けがちです。私もそうでした。渦中にいるときは自分に余裕がないので、なかなかできませんでしたが、過ぎてみて大事だなと思うことは、まず、「ほめる」ことです。どんな些細なことでもよいので、必ずほめてから始めてみてください。ほめてあげると自分自身の気持ちも温かくなります。そして、お子さまの自主性も伸びていくにちがいありません。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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