肌トラブルも気になる?! 体温調整が難しい赤ちゃんに適している子ども服とは?

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赤ちゃんの肌着や服を選ぶとき、どれにすればいいのか悩むことはありませんか? 体温調整がまだできない赤ちゃんが気持ちよく過ごせる着心地のよい素材を確認して、上手に服を選んであげましょう。

この記事のポイント

赤ちゃんの肌に適している素材

赤ちゃんの肌はとても柔らかくてデリケート。体温調整も難しいので着せ過ぎにも注意しなくてはいけません。

新生児の頃から長い期間着ることになる肌着の素材についてご紹介します。
基本的に肌着はさらっとしているものがよいので、綿100%がおすすめです。

素材は綿だとしても、生地の織り方や編み方によって通気性や伸縮性、保温効果などに違いがあります。
そこで、ベビー肌着やベビー服を購入する際、織り方や編み方を気にしてみましょう。
よく使われている素材や織り方、編み方についてご紹介します。

◆ベビー肌着・ベビー服によく使われている素材

・ガーゼ
・天竺
・スムース
・フライス
・パイル

主に、この五つの素材(織り方・編み方)がベビー肌着とベビー服には使われています。
それぞれに特徴があり、体温調整が苦手な赤ちゃんでも気持ちよく過ごせるものなど、選ぶ際の目安になります。

それぞれの特徴や、その季節にぴったりなものがどれなのか、もう少し詳しく確認していきましょう。

季節に合わせた服選びが大切

赤ちゃんが快適に過ごせる肌着、ベビー服は素材(織り方・編み方)によって違いがあります。

春夏秋冬に合わせて肌にいいものを選んであげましょう。季節ごとにおすすめのベビー肌着の選び方をご紹介します。

◆春

春は暖かいイメージがありますが、体温調整が上手くできない赤ちゃんにとっては少しだけ寒いと感じる季節でもあります。段々と暖かくなることを考えて、厚手だけど、少しだけ通気性のよいものを選びましょう。

<春に適している素材>
・スムース……両面編みなので裏表どちらの面から見ても編み目がなめらかで肌触りがいいです。少し厚みはありますが、質感がいいので肌寒いときサラッと着られて、ほんのり暖かい感じです。伸縮性はありますが少し厚みがあるぶんそんなには伸びません。

・フライス……ほどよく生地が厚めにできていますが、全ての季節で着ても問題がないくらい通気性、吸湿性、伸縮性に優れています。肌触りも柔らかく、横によく伸びるので赤ちゃんに着せるときに便利な素材です。一般的な洋服によく使用されています。

◆夏

夏は暑いので汗をかきやすく、体の熱が服の中にもこもりやすいので、なるべく薄い生地で、さらさらした肌触りの肌着を着せたいですね。外で過ごすときと、エアコンの効いているお部屋の中で過ごすときとでは違いがあるので、素材の特徴などを考えて選びましょう。

<夏に適している素材>
・フライス……春に適した素材としても紹介しましたが、夏にも適しています。夏に着る際は、汗をたくさん生地が吸水してしまうので、何回かお着替えをするようにしてあげるといつまでもスッキリした感触で過ごせます。

・天竺……Tシャツ生地にもよく使われています。編み方も薄く編まれているので、重さもなく軽く着ることができます。両面編みとは違うので生地が薄く通気性がいいのがおすすめです。サラッとした肌触りだけではなく、体の熱が外にでやすいので体温調整には適しています。

・ガーゼ……ガーゼ素材は肌着だけではなく、赤ちゃんの沐浴後の体拭きにも使われます。柔らかく凹凸の少ない平織りの生地なのが特徴です。見た目通り、編み目が粗いので通気性は抜群です。保温性もあるので暑い季節には最適な素材といえます。伸縮性があまりないので着せるときは気をつけましょう。

◆秋

段々と涼しくなっていく季節ですが、日中と夜の気温差が激しいので注意が必要です。日中は夏同様に通気性のいいものを着せて過ごさせてあげましょう。夜は一気に気温が下がり、夏服のままでは風邪をひいてしまいかねないので、少し厚手の暖かい素材を選びましょう。

<秋に適している素材>
・スムース……春に適した素材としても紹介しましたが、秋にもおすすめ。秋は肌着だけでは少し寒いかもしれないので、上から何かを着るようにしましょう。

・フライス……少し厚めの生地なので、外にいても家にいてもちょうどよいでしょう。通気性、吸湿性、伸縮性に優れていので気温が低いときは薄手のものを上に着せてあげましょう。

◆冬

寒い季節、外と暖房の効いているお部屋の中とでは温度が違うので、お部屋の中での着せ過ぎには注意しなくてはいけません。赤ちゃんはまだ体温調整が難しいので、暑い寒いは着ている服でカバーしてあげましょう。肌着はなるべく保湿性と吸湿性がある素材がよいです。編み目が詰まっているものを着せてあげましょう。

<冬に適している素材>
・スムース……少し厚みのある生地ではありますが外で着る際は必ず上に着るようにしましょう。暖房の効いている部屋の中であればスムースは気心地がよく、赤ちゃんもちょうどよい体温で過ごせるでしょう。

・パイル……タオル生地として使われています。両面あるいは表面にループのある編み方をしているのでふんわりとしています。綿でパイル編みをすると、保湿性と吸湿性が高くなるので冬に着るととても暖かいです。ソフトな編み方なので、重くなく軽いのも赤ちゃんにはちょうどよいでしょう。

春夏秋冬で見てみると、フライス素材は通気性、吸湿性、伸縮性に優れているという特徴があるため、一年を通して着ることができそうです。
冬にフライス素材を紹介しませんでしたが、重ね着をすれば着ることができます。
ベビー肌着も成長に合わせてサイズを変えていかなくてはいけないので、無駄のないように揃えたいですね。

肌着だけではなく、赤ちゃんの成長に合わせてベビー服も選んでいきましょう。

成長に合わせてベビー服を選ぼう

赤ちゃんの肌着は、直接肌につくものでもあるのでなるべく素材にこだわりたいところですが、ではベビー服はどうなのでしょうか。

ベビー服を選ぶときは、肌着と同じ素材で季節に合わせて選ぶようにしましょう。
よくベビー服で使われている素材で、赤ちゃんに着させやすいとされているものは、天竺・フライス・スムースです。
ベビー服は肌着の上に着るものが多いので、なるべく通気性がよく、吸湿性があるものの方が暑すぎず寒すぎない、ちょうどよい体温を保てるでしょう。

ベビー服を選ぶときは、体温調整ももちろん重要なのですが、成長に合わせて動きやすいものを選ぶことも大切です。

<ベビードレス>
新生児や生後1~2ヶ月頃は、活発に動く、足をばたつかせるということも少ないと思うので、ワンピースタイプのベビードレスでも問題はありません。

<カバーオール>
足や手をバタバタ動かすようになると、ベビードレスよりも裾が足の形に分かれているつなぎのタイプがおすすめです。股のところも全開で開けることができるので、寝たままおむつ替えにも便利です。

<ツーウェイドレス>
ベビードレスとカバーオール、両方で使えるとても便利な服です。これさえあれば、赤ちゃんの動きが活発になってもボタンの止め方を変えるだけでカバーオールにして長い期間着ることができます。
子どもの成長に合わせて使い分けることができるのは、経済的にも助かるアイテムです。

<ボディースーツ>
夏の暑い時期に人気の裾のないタイプのベビー服です。
おむつ替えも便利ですが、通気性も抜群なので真夏には欠かせないベビー服といえます。

紹介したベビー服は子どもの成長にもよりますが、大体生後半年くらいまで着ることのできる服です。
つかまり立ちしたり歩いたりするようになると、繋ぎの服ではなく、上下が分かれている服を着るほうが動きやすくお着替えもしやすくなります。

子ども服も、ベビー肌着・ベビー服などと同じように素材によって着心地が変わります。体温調整が徐々に上手にできるようになるので、その点を考えると肌着選びに比べて服選びは少しだけ楽といえるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

ベビー肌着やベビー服を選びときは、実際に保護者が触ってみて着心地がいいのか確認するのがよいでしょう。
赤ちゃんは、少しでも不快な感じがすると泣いて教えてくれるので、気がついたときはなるべく早めに着替えさせてあげましょう。

ベビー服を着ている期間はあっという間です。
デリケートな赤ちゃんの肌も気にしながら、可愛い服を着させてあげたいですね。

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