一人でも赤ちゃんをお風呂に入れられる? 赤ちゃんのお風呂デビューの手順
赤ちゃんの体も動きもどんどん大きくなってきて、ベビーバスはそろそろ卒業かな、という頃。ご自宅のお風呂デビューを考えてみましょう。赤ちゃんが大人と同じお風呂に入る場合にも、基本的にはベビーバスと変わりません。しかし、大人と一緒にお風呂に入り体を洗う時間を取らなければならないため、赤ちゃんに待っていてもらう時間が必要です。ご家庭の状況に合わせてお風呂の手順を考えてみましょう。
赤ちゃんを待たせておく方法…ひとりで入れる場合には「お風呂椅子」の利用も
ご家庭に大人が2人いる場合であれば、まず赤ちゃんと一緒にお風呂に入る大人がお風呂に入り、いつものお風呂を済ませてしまいます。その後、浴室から待っている大人に声をかけ、衣類を脱がせた赤ちゃんを浴室に連れていきます。
もし大人が1人の場合には、赤ちゃんを1人で待たせておかなければなりません。可能な限り浴室の近くに寝かせ、浴室から声をかけてあげたり、ときどき顔を見せたりして安心させてあげてください。ベビーチェア、バウンサーを利用する場合には、しっかりベルトをつけましょう。この時、赤ちゃんの服はボタンをはずしておくなどして、脱がしやすいようにしておきます。すべて脱がせてバスタオルなどで包んでおく方法もありますね。
ママがみえなければどうしても泣いてしまう場合には、お風呂用のチェアーを利用して、浴室内で待たせる方法もあります。ある程度広さは必要ですが、最近はコンパクトなものも販売されていますので探してみましょう。また、赤ちゃんが寝ている間に大人はお風呂を済ませてしまうこともできます。
大人の膝の上に赤ちゃんを乗せて洗う
赤ちゃんの体を洗うとき、まずは大人の膝の上に滑り止めのためのタオルを敷き、膝に赤ちゃんの頭が来るようにして仰向けに寝かせます。赤ちゃんはママ、パパの顔が見えるので安心。体が冷えないよう時々お湯をかけながら、泡立てたボディーソープで体を洗っていきましょう。赤ちゃんはくびれた部分に汗や垢が溜まりやすいので要注意です。背中やおしりを洗う際には赤ちゃんをうつぶせにさせてもいいのですが、できれば上を向かせたまま手を差し込むようにして洗ってあげると、赤ちゃんも驚きません。
必ずしもガーゼを使う必要はありませんが、お湯をかけられない赤ちゃんの顔はガーゼがあったほうが便利です。まず、ガーゼで顔全体を少し湿らせた後、おでこやほっぺたなど、面積が広く皮脂の分泌が盛んな部分にはほんの少し泡を載せて洗うようにします。その後、ガーゼで泡を簡単に取り、お湯で洗ったガーゼで目の周りや口の周り、その後全体を拭いてください。
いざ、だっこで湯船に。怖がらないようしっかり支えて
体や髪を洗い終えたら、赤ちゃんをしっかりだっこして湯船に入ります。湯船の温度は夏なら38度、冬なら40度が目安ですが、熱いお湯を嫌う赤ちゃんであればもう少し低めにしましょう。湯船の中で手を握ってあげると安心する赤ちゃんもいます。
湯船につかる時間は2、3分程度。赤ちゃんはのぼせやすいので、「しっかり温まってから」を意識する必要はありません。冬であってもお部屋を暖かくしておくほうが湯冷め対策には有効です。体はベビーバスよりも温まっているので、水分補給を忘れずに。クリームなどで保湿をし、ある程度ほてりやべたつきがなくなってから衣類を着せましょう。おしっこをしてしまうこともあるので、下半身にはタオルをかけておきましょう。
最初はばたばたしてしまうかもしれませんが、そのうちお風呂の手順に慣れて素早く動くことができるようになりますし、なによりも赤ちゃんが大人のお風呂に慣れていきます。広いお風呂の気持ちよさに、ご機嫌になる赤ちゃんも多いもの。ぜひ赤ちゃんとのバスタイムを楽しんでくださいね。