学校のことを話さない……小学生の我が子への対応法や注意すべきポイント

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入学直後は毎日のように出来事を話してくれたのに、最近はあまり学校のことを話してくれなくなった……。そうなると、とくに変わった様子はなくても「何かあったのかな」と不安を感じてしまいがちです。この時期の「子どもとの関わり方」はとても大切。基本は「見守る姿勢」で、上手なサポートを心がけましょう。

この記事のポイント

小学生が学校のことを話さない理由は?

以前はたくさん話してくれていたのに、最近はほとんど話さなくなった……そんな変化にも、いろんなパターンが考えられます。毎日の様子をよく観察して、適切な対応を見つけましょう。

・お子さまがトラブルを抱えているとき
学校で嫌なことや困ったことがあるけど、誰かに話す勇気がない……そんなときはどうしてもお子さまの口数は減りがちです。こんなとき「聞き出して解決しなければ!」と、話してくれるまで聞き続けるのはNG。「何かあった?」「何でもない」「そっか」というあっさりしたやりとりでも≪気にしている≫という気持ちは伝わっているので、しばらく様子を見てもいいでしょう。

・思春期に入った
トラブルなどがなくても、小学3年生頃からは「保護者へ自分のことを話す」のに抵抗を持ち始める子も増えます。保護者はあれこれ詮索しないのがベター。見守る姿勢になりましょう。

・基本的におしゃべりではない
お子さまによっては、気分が乗ってきたときや話したいことがあったときだけ話す性格の子もいます。入学直後は初めて見るものやイベントが多く話題も豊富だったけど、それ以降はとくに話すことがないのでしゃべらないだけ、という場合も。

「今日の給食は何だったの?」「何が一番美味しかった?」など簡単な話題を振ると、関連した話題を思い出していろいろ話してくれることも。本人が嫌がらない程度に日常の話題を振ってみるのもおすすめです。

保護者ができることは?

毎日お子さまと顔を合わせ、言葉を交わす保護者だからこそできることは多いです。話すときは顔を見る、食事は必ず一緒にとるなど意識するだけでも、コミュニケーションのきっかけに。

・日ごろから表情や態度などをよく見ておく
お子さまが何か問題を抱えているときの変化は、とても小さくて気付きにくいこともあります。「ただいま」の声が消えそうなほど小さいとき、ため息が多いときなどなど、「あれ?」と感じる変化には注意しましょう。

・学校の懇談や授業参観のときなど、担任の先生に会う機会があれば簡単に情報交換をしておく
保護者と同じく、お子さまと長い時間一緒に過ごすのが学校の先生です。子育ては家庭だけでなく社会で協力して行うものなので、いろんな情報を担任の先生と共有しておくと心強さやサポート力もアップします。

ただし、とくに用があるとき以外は、わざわざ学校に電話を掛けてまで話をする必要はありません。会う機会に、または先生から電話が掛かってきたときなどに、簡単にやりとりする程度でOKです。

何気なくやりがち! 子どもへのNG態度

普段からお子さまとの会話があまり多くない……。そんな場合には、保護者のかた自身がお子さまからの話を聞く準備ができているかどうか、一度振り返ってみることも大切です。

・話しかけてきても「受け止めない・否定する言葉や態度」で返す
お子さまが何かを話したいと思ったとき、保護者のかたが「今忙しいから」「でもそれは……」など≪きちんと受け止めない姿勢≫をとってしまうと、子どもは話したくない・話してもしょうがないという気持ちになりかねません。

ほんの少しでもよいので手を止めて、顔を見て話を最後まで聞くことを意識してみるとよいかもしれません。そして子どもが普段からどう感じ、何を思って行動しているのかを否定せず「なるほど、そう思ってるんだね」と受け止めましょう。

・保護者が「過干渉」になっている
「宿題やったの?」「お友達とはどう?」「ご飯食べきれないだろうから、こっちにしたら?」などなど、大切な我が子のことを思うといろんな面で口や手を出したくなりますよね。

でも小学生にもなればいろんなことを自分で決め、選んでいきます。「干渉しすぎているから、逆に子どもから話すことがない」場合も考えられるので、いったん見守りの姿勢に変えてみても。

まとめ & 実践 TIPS

日頃から「顔を見て話す、最後まで聞く」を心がけることで、お子さまの考え方や状況などなんとなく把握することができ、絆も深まります。小学生だからこそ、管理するのではなくサポートする態勢へ。お互いを尊重したコミュニケーションを大切にしたいものですね。

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