今年の恵方は「西南西」 節分に恵方巻きを食べる家庭はいまや○割

今年の恵方は「西南西」 節分に恵方巻きを食べる家庭はいまや○割ベネッセ教育情報サイトでは、年少~小学生の子どもを持つ保護者を対象に、「節分の過ごし方」についてのオンラインアンケートを実施した。伝統行事であり、地方色が豊かな節分、実際にはどのようなことが行われているのだろうか(調査期間2014年2月/回答者数521名)。

 

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節分の行事のうち、「豆をまく」「豆を食べる」「恵方巻きを食べる」については7割近くが「行っている」と回答しましたが、「やいかがし」を飾っているという回答は、わずか2.9%にとどまりました。「やいかがし」とはヒイラギの葉や枝、いわしの頭などで作った魔よけで、節分には玄関に飾ることが一般的な習わしとなっています。しかし、手間がかかる印象が強く、現代の家庭では受け入れられにくいのかもしれません。

 

【図 節分にご家庭で行った行事を教えてください(複数回答)】
節分にご家庭で行った行事を教えてください(複数回答)

「やいかがし」を知っているかという質問に対しても、「まったく知らない」という回答は約4割に上り、豆まきや恵方巻きと比べると認知度が非常に低いという結果が浮き彫りになりました。アンケートでも「まったく見たことがない」、「小さいころに見たことはあるが、そのような名前だと初めて知った」といった声が多く聞かれました。

 

一方で、全国的に定番となりつつある「恵方巻き」についても、「関東の出身なので、子どものころから恵方巻きの習慣はなく、最近の普及には違和感が……」など、とまどいの声がいまだにあるようです。「やいかがし」との普及度合いの違いは、手軽に家族で楽しめる所にあるのではないでしょうか。なお、恵方巻きは「スーパーで購入する」という回答が最も多く、5割近くを占めるという結果になりました。いろいろな種類のものが売られていますし、ご家庭で作るのもよいでしょう。それぞれのかたちで、1年の福を呼び込む行事になればなによりです。

 

出典:豆まき、恵方巻きは約7割の家庭が実施 節分の行事 -ベネッセ教育情報サイト

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