「パパは子どもと遊んでいるだけ」でも、立派な子育て! 専門家が解説
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育児に参加している父親が「イクメン」と呼ばれるようになり、近頃は男性の育児参加が注目されている。しかし、子育てに費やす時間は少なく、「子どもと遊んでいるだけ」ととらえられてしまうことも。「日本のパパは子育てに参加する気がないのではなく、むしろやる気はある」と語るのは、男性の子育てや夫婦のパートナーシップに詳しい育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏。詳しく伺った。
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平日は、なかなか子育てに参加できないパパが多いのが日本の現状です。そのため、休日になればその分を取り戻そうと、子どもと一緒にいるパパも多いでしょう。それにもかかわらず、なぜかパパの子育てはあまり評価されていません。
理由は、ママが「パパは遊んでばかり(=子育てをしていない)」と感じていることではないでしょうか。しかし、「遊んでばかり」は間違ってはいないのです。
子育てには「役割分担がある」という気持ちを持ってください。
子育てには、ごはん作りなど、主に生命維持に関わる「お世話系」と、遊びや工作などをとおして、将来必要となる能力を開発する「能力開発系」があると考えています。あくまで傾向ですが、ママはお世話系、パパは能力開発系が得意です。パパは子どもとの「遊び」をとおして、子どもの可能性や能力を伸ばしています。
夫婦それぞれの得意分野を生かし、相手の苦手分野をになうべきなのです。
特に、核家族の場合には、登場人物が少ないのですから、ママは2人いる必要はありません。その場合、一般的にはパパが、さまざまな登場人物の役割を引き受けるべきです。ある時は、おじいちゃんやおばあちゃん、近所のやんちゃ坊主など……。いろいろな価値観や刺激、矛盾を子どもに与え、全方位から能力を引き出してあげましょう。
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