「生まれてきてくれてありがとう」感謝の心を子どもに伝える「2分の1成人式」

近年、多くの地域で行われるようになった「2分の1成人式」。成人の半分の年齢、10歳を迎えたことを記念する行事だ。Benesse教育情報サイトでは、学校の行事や授業の一環で、「2分の1成人式」を体験した保護者を対象にアンケートを行った。(アンケート期間2012年12月/回答者数1,249人)

 

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「2分の1成人式」では、保護者から子どもに手紙やメッセージを贈るケースも少なくありません。どんなメッセージを伝えたのか具体的に伺ったところ、「生まれてから10歳になるまでの思い出」や「将来に対する希望」に関する内容が多く寄せられました。

 

【生まれてから10歳になるまでの思い出】

 

●どれほど誕生を祝福され、健やかな成長を期待されてきたかを伝えるために、お腹にいるとわかったときのよろこび、難産を乗り越えて対面したときの感動を話しました
●名前の由来を伝えました。そして、多くの人に支えられて成長してきたことをわかってほしいと、これまで家族がどのようにかかわってきたかを話しました
●子どもが生まれてからこれまでの思い出を、1年1ページずつの絵本にまとめました
●小さかったころのエピソードを話しました。また、わたしが感じる息子のよいところをほめました。最近は叱ることが多いので……
●生まれてきてくれたことへの感謝の気持ちを伝え、これからも世界中で最もよい理解者であり、夢を応援する支援者であり続けることを約束しました

 

【将来に対する希望】
●自分自身を大切にし、他者の気持ちを思いやれる優しい人に育ってほしいと、手紙に書いて渡しました
●伝えたのは2つ。まず、自ら考え、行動してほしいこと。そして、いかなる困難にもくじけず、挑戦し続けてほしいことです
●何よりも、健康に元気よく育ってほしいと伝えました

 

親子の感謝の思いは、お互いになかなか伝えにくいもの。「2分の1成人式」は、そうした思いを伝えるよい機会となっているようです。

 

出典:9割が満足! 親子で感涙する 「2分の1成人式」とは!? -ベネッセ教育情報サイト

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