【小学5・6年生】書き間違えやすい漢字をランキングで紹介！

小学校で習う漢字は、合計1026字。そのうち5年生では193字、6年生では191字の漢字を学習します。
漢字を覚えるのが苦手で、5、6年生にもなると覚えるべき漢字が多すぎてどうしたらいいか……というお子さまもいらっしゃるでしょう。そんなときは、間違えやすい漢字に絞って、ポイントを確認しながら覚えてみるのも一つの方法です。
今回は、5年生、6年生で学習する漢字の中から間違えやすい漢字をランキング形式でご紹介します。
お子さまの漢字学習をサポートする際のポイントとしてお役立てください。

【5年生の間違えやすい漢字　ランキング】

1位　講（コウ）…講話
2位　絶（ゼツ）…絶対
3位　在（ザイ）…在庫
4位　耕（コウ）…耕作
5位　寄（キ）…寄付
　 　 志（シ）…志望
7位　支（シ）…支店
8位　述（ジュツ）…記述
9位　逆（さか）…逆上がり
10位　興（コウ）…復興
※ベネッセコーポレーション調べ

1位、4位、5位、7位、10位では、同音異字が複数あるため、問われている漢字とは違う漢字を書いてしまうミスがよくあるようです。

例えば1位の「講」は、「公」、「構」、「行」などと間違えてしまうというケースです。特に字形もよく似ている「構（こう）」は、同じ5年生で学習する漢字なので、混同してしまうのかもしれません。

2位の「絶」は、つくりが正しく書けない字形のミスをしがちです。3位の「在」は「存」と意味も字形も似ているため書き間違えてしまうケースが多いようです。

5位の「寄」、10位の「興」は、テストで出題されたとき、無答率が高い漢字です。「寄付」「復興」と文章ではよく用いられるものの、日常会話ではあまり使わない言葉であることが原因であると考えられます。

【6年生の間違えやすい漢字　ランキング】

1位　善（ゼン）…改善
2位　至（シ）…必至
3位　革（カク）…革命
4位　済（サイ）…救済
5位　亡（ボウ）…亡命
6位　蔵（ゾウ）…地蔵
7位　拝（ハイ）…拝観
8位　収（おさ・める）…収める
9位　従（ジュウ）…服従
10位　縦（ジュウ）…操縦
※ベネッセコーポレーション調べ

6年生でランクインした漢字は、いずれも同音異字が複数あるため、間違えてしまう子どもが多いようです。

1位の「善（ゼン）」は、「全」、「前」、「然」と混同してしまうミス。2位の「至（シ）」は、「死」、「子」、「指」などと間違えてしまうというケースです。3位の「革（かく）」は、「確」、「格」、「各」という漢字と間違えてしまうケースが多いようです。

また、1位の「善（ゼン）」は音読みだけでなく訓読みの「善い（よい）」を誤るケースも多く見られました。「良い」との使い分けで迷うようです。

8位の「収（おさ・める）」は訓読みで唯一ランクイン。納める、治める、修めるなど同音異字が多くあるため、使い分けの理解が曖昧になるケースが多いようです。

また、同音異字だけでなく、熟語として難しい言葉もランクインしていました。4位の「救済」、5位の「亡命」など、普段あまり使わないなじみのない言葉を誤ってしまうケースが多いようです。

【5・6年生　漢字学習ポイント】

高学年で目立つのが、同音異字を混同してしまう間違いです。
また、漢字そのものの意味も、熟語としても難しい言葉が多くランクインしています。
ミスを防ぐためには、ふだんから以下のようなポイントを意識して取り組んでいくとよいでしょう。