約7割の保護者が1週間の準備期間に不満!? 定期テスト対策

お気に入りに登録

ポップアップを閉じる

アプリなら
会員登録不要
記事を保存できます

アプリで続けるお気に入り 一覧ですぐ見返せる!

ほとんどの保護者がお子さまの定期テストの点数・順位を把握!

次の質問は、お子さまの定期テストの結果について。保護者がどのくらい把握しているかを伺いました。

【図7 定期テストの結果について、あなたはどのくらい把握していますか?】
図7 定期テストの結果について、あなたはどのくらい把握していますか?


把握している保護者が多かったのは、「個々の教科の点数」と「全体の中でのだいたいの位置」について。それぞれ約9割の保護者が「把握している」と答えています。「点数」はお子さまの習熟度を端的に示しますし、「全体の中での位置」は志望校・受験校や進路を決める際の目安になるからでしょう。定期テストの得点は内申点の重要な決定要素です。あるいは、2つとも数値化されており、お子さまのおおよその学習状況が一目でわかるということも理由でしょう。


定期テストの重要性を理解しているお子さまほど、点数は安定!

続いて、お子さまの定期テストの点数が安定しているかどうかを伺いました。

【図8 お子さまの定期テストの点数は、以下のどれにあてはまりますか?】
図8 お子さまの定期テストの点数は、以下のどれにあてはまりますか?


【図9 (横軸)お子さまの定期テストの点数は、以下のどれにあてはまりますか? (縦軸)お子さまは定期テスト対策中、ご家庭でどのくらい勉強していますか? 1日の平均時間をお選びください】
図9 (横軸)お子さまの定期テストの点数は、以下のどれにあてはまりますか? (縦軸)お子さまは定期テスト対策中、ご家庭でどのくらい勉強していますか? 1日の平均時間※をお選びください
※塾や学習教室の時間は除く


【図10 (横軸)お子さまの定期テストの点数は、以下のどれにあてはまりますか? (縦軸)お子さまは、定期テストの重要性についてどのくらい理解していると思いますか?】
図10 (横軸)お子さまの定期テストの点数は、以下のどれにあてはまりますか? (縦軸)お子さまは、定期テストの重要性についてどのくらい理解していると思いますか?


全体としては、「子どもの定期テストの点数は安定している」という保護者が多数。約66%を占めました。安定している理由として目立ったのは、「テスト直前だけでなく、普段からコツコツ取り組んでいるため」という声です。もっとも、「いつも平均点を少し超えます。本人が『これくらいでいいだろう』と自己満足しており、もっとがんばろうという意気込みは感じられません」「テスト直後は、間違えた問題を解き直すなど、次に向けてがんばろうとするものの、その気持ちは長続きしないようです。いつも同じような問題で失点し、同じような点数です」など、「安定してはいるけれど、もっとがんばってほしい」という声も少なくありませんでした。
一方、「子どもの定期テストの点数は毎回違い、不安定である」という保護者は、約34%。その理由として、「前回の点数が良いと調子に乗ってあまり勉強せず、次のテストでは点数が下がってしまいます」「勉強時間が足りず、取り組む教科が偏ってしまうため」といった声が聞かれました。
「科目の得意・不得意がはっきりしている」「得意科目ばかり勉強して、不得意科目は勉強しない」という声は、「点数が安定している」「安定していない」どちらの保護者からも寄せられています。

また、図9・図10を見ると、点数が安定しているかどうかは、テスト前の家庭での勉強時間や、定期テストの重要性をお子さまがどの程度理解しているかに関係していることがわかります。「子どもの点数は安定している」という保護者の割合は、お子さまの家庭での勉強時間が長いほど、また、お子さまが定期テストの重要性を理解しているほど、高くなっています。
では、保護者はお子さまに定期テストの重要性について質問された場合、どのように説明するでしょうか。以下にご紹介します。

☆定期テストの重要性に対する保護者の説明
●成績評価に直結し、受験にとって重要なテスト。また、学習内容を定期的に復習するためのテストでもある
●普段の勉強の理解度を測り、学年レベルで自分の学力を把握できるテストだから
●(大学付属の私立校で、付属大学への進学を予定しているお子さまの場合)定期テストの成績は、大学の学部選びに直結する。希望の学部に入りたかったら、定期テストをがんばることが大事


保護者がお子さまをサポートするのはこんなところ!

では、保護者は定期テストの勉強をするお子さまに対して、どんなサポートをしているでしょうか。最後に伺いました。

☆定期テストの勉強をするお子さまに対して、どんなサポートをしていますか?
(体調・生活リズムの管理)
●栄養が偏らないよう、普段以上にバランスを考えて食事を作ります。また、ゆっくり気持ちよく寝られるよう、洗濯したてのパジャマやシーツを用意します
●食後にだらだらせず、すぐに勉強を始めるよう声をかけます。また、リビングで勉強させ、居眠りをしないよう注意しています
●早朝に勉強する場合、起こしてあげます

(勉強面でのサポート)
●文系科目には自信があるので、子どもに頼まれれば、わからないところを教えたり、問題を出したりします。勉強方法をアドバイスすることも
●子どもから「漢字テストを作って」「ノートのここからここまでクイズ形式で問題を出して」と頼まれることが多く、その都度協力しています

(その他)
●激励のつもりで、食事やお弁当のおかずを子どもの好物にします
●子どもの勉強が終わるまではわたしも起きており、「お疲れさま」と声をかけてから寝ます
●テストで調べものをする時には、普段は禁止しているインターネットの使用を許します


(まとめ)
計画的に勉強を進め、しっかりと家庭学習の時間を設けているお子さまは、定期テストの点数が安定し、保護者の満足度も高くなっていました。お子さまの準備期間が長いご家庭から多く寄せられたのは、「子ども自身が定期テストを意識し、自主的にコツコツ勉強している」という声です。「学校からそうするよう促される」という声も目立ちました。
また、保護者は、体調や生活の管理などさまざまな面で、定期テストの勉強をするお子さまをサポートしていました。一緒に勉強し、わからないところを教えるという保護者も少なくありません。今回のアンケートでは保護者のサポート内容を具体的に紹介しているので、参考にされてはいかがでしょうか。


子育て・教育Q&A