いじめられている我が子にどう言葉をかけたら……[教えて!親野先生]

「親として、どう言葉かけをしてあげたものか……答えがまだ出ない状況です。」

子どもは、かなりストレスがたまっていると思います。
そのストレスの発散に心がけてやることが大事です。
たっぷり受容的共感的に話を聞いてやることが大事です。
たっぷり話をして、それを受け入れてもらい共感してもらうだけでも、かなり心が晴れることがあります。

その他にも、体を動かす、遊園地に行く、絵を描く等々、その子の好きなことをやらせてやってください。
何でもいいので、とにかく、たまったストレスを発散させてやることが一番大事です。

いじめについて聞くことも必要ですが、子どもがそれを嫌がる場合もあります。
家にいるときくらい、忘れていたいと思うからです。
子どもの様子を見ながら、うまくやってください。
聞き出すことも必要だけど、なかなか聞きにくいものです。
その辺が難しいところです。

子どもを責めるようなことは、決してしないでください。
「お前がしっかりしないからいじめられるんだ」とか「やられたらやり返せ」などと、決して言わないことです。
それができないから悩んでいるのです。
こういうことを言うと、子どもは親にも話さなくなります。
特に、父親がこれをやりがちなので気を付けてください。

本やインターネットでいじめについて調べるのもいいと思います。
いろいろな情報がありますので、似たようなケースも必ずあるはずです。
また、いじめを受けた子の体験談を、子どもが読むのもいいかもしれません。
そこには、同じことで苦しんだり悩んだりした子どもたちの体験がつづられています。
読みながら共感したり、何か具体的なヒントをつかんだりすることもあるかもしれません。
ただし、本人が受け付けない場合はやめたほうがいいでしょう。

とにかく、このままでは子どもがかわいそうです。
親としてできるだけのことをしてやってください。
勇気をもって行動を始めれば、必ず助けてくれる人が出てきます。
がんばってください。

私ができる範囲で、精いっぱい提案させていただきました。
少しでもご参考になれば幸いです。
UKOさん親子に幸多かれとお祈り申し上げます。


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プロフィール

親野智可等

親野智可等

教育評論家。23年間の教員生活のなかで、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。その経験をメールマガジンなど、メディアで発表。全国の小学校や、幼稚園・保育園などからの講演に引っ張りだこの日々。

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