パパが担当しているの育児は「遊び」がトップ! パパの育児に対するママの評価は…?

イクメンという言葉も定着してきた印象がありますが、子育ての実態は、いまだにママの負担が大きいようです。夫婦の勤務状況をはじめ、家庭の事情などさまざまですが、パパの育児の実態とは? パパの育児参加をママはどう評価しているのでしょうか。アンケートで聞いてみました。

育児の主な担当は「ママ」が95%

パパたちが子育てに積極的になり、イクメンや男性の育児休暇なども話題になっています。でも、各家庭での「育児の主な担当は誰ですか?」という質問の回答は、「ママ」が95%と圧倒的。まだまだ子育てはママというのが主流のようです。
もちろん、家庭の事情や待機児童問題などの社会の事情など、ママが育児の主な担当になってしまう状況はさまざま。
とはいえ、ママ業にはお休みがありません。一人で背負ってしまうことで、肉体的にも感情的にも追い詰められてしまうことも。パパをはじめ、周囲の助けは必要ですよね。

パパたちはどんな育児をしているのでしょうか。「パパが担当している育児は何ですか?」と尋ねてみました。

最も多かったのは、「遊び」。パパが子どもと遊んでくれている間に、いろいろ家事をこなしたり、自分の時間を過ごすこともできそうですね。2番目に多かったのは「お風呂に入れる」でした。普段お仕事で留守がちなパパとのコミュニケーションを一日の終わりに取れそうですね。パパにとっても子どもとリラックスして過ごすことで、くつろぎのひとときになるのでは?
その他の回答も見てみると、

・習い事の送迎
・すべて二人でやる
・洗濯
・夜ごはんの買い出し
・ゴミ出し
などでした。

仕事のあとや休日の子育て…とても大変なことですが、子どもに手がかかるのは、人生の中でもほんの短い期間です。ママもパパも今のこの手のかかる時期を楽しみながら過ごせるといいですよね。

パパの育児に対するママの評価は…?

子どもがおなかにいる間から母親としての意識が高くなるママに比べて、パパの父親意識の目覚めは一般的にゆっくりだと言われています。そのせいか、子育てについては、たいていママがいつもリードすることに。育児についても、ママがパパに教えるケースも多そうです。パパがやってくれる育児について、ママたちはどのように評価しているのでしょうか。「パパの育児に対する、あなたの評価はどれくらいでしょうか?」という質問をしてみました。

「まぁまぁよい」がもっとも多く23%、「かなりよい」が18%、「普通」が17%と、50点以上と評価しているかたが全体的に多く見られました。これは、ママとしては、助かっているという気持ちの表れなのでは? 子育てが始まると夫婦の価値観の違いが明らかになることも。しかし、みんな育った環境や性格が違うものです。認め合うことで、よい関係を築けることも多いはず。ちょっとやり方などが違っても、してくれたことに感謝できる気持ちを大事にしたいですね。

といっても、改善できるところは、改善し合えればよりよい関係を築いていけそうですよね。「パパの育児で改善してほしいところはありますか?」という質問をしてみました。

改善してほしいことの第1位は、「言われなくても気づいてほしい」でした。育児も家事も慣れによるところが大きいでしょう。2位の「もっとたくさんのことをしてほしい」というのも同様かもしれません。どんどんいろんなことに挑戦してもらって、慣れてくれば、パパだって言われなくても気づいてくれる日がくるのでは? 
その他の回答では、

・自分の機嫌で子どもに当たらないでほしい
・育児よりも家事を手伝ってほしい
・眠気を優先しないでほしい
・スマホをいじる時間を減らしてほしい
・子どもに甘すぎる
・自分のことは自分でやってほしい
など。

子育てに対する意識のもち方を変えてほしいという意見が目立っていました。
「パパにもっとやってほしい育児はありますか?」と聞いてみました。

最も多かったのは、「しつけ」、次いで「遊び」でした。
子どもにしつけをするのは大変なこと。普段は一緒にいることが多いママが注意をしたり、叱ることが多いかもしれませんが、なかなか言うことを聞いてくれないときなど、パパが伝えてくれたら、ママの肩の荷も少しおりそうですよね。
また遊びは、女性よりも男性のほうがダイナミックな分、子どもにとっても楽しいはず。パパと一緒にしっかり身体を動かせば、よく食べ、よく眠れそうですね。健やかな心身のためにも、パパと子どもの遊びはおすすめ。

パパにいろいろお願いするときは、ありがとうという感謝の気持ちをもって接してあげると、頼られている、感謝されているという気持ちがパパのやる気アップにつながりますよ。パパをさらに育児へ誘い込めるといいですね!

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016/3/7~2016/3/21
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,547名

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