起きるのがつらい子どもには朝○○を 新学期からのリズムはこうして取り戻す
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たっぷり充電して、充実した時間を過ごしたい冬休み。子どもが新学期からも新しい目標に向けてやる気を発揮できるよう、手助けの工夫をしてやりたいものだ。勉強の取り掛かりの工夫とやる気が持続する「ほめ」のテクニックについて教育評論家の親野知可等氏に教えてもらった。
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否定的な言葉で叱ってから宿題をやらせようとするのはNG。「先にやっておくとあとが楽だよ」「この問題ができたら実力が上がるね」などと、プラスの言葉で促してあげてください。
机に向かってもなかなか勉強に取り掛かれない時、おすすめなのは「とりあえず一問」方式です。たとえば、朝食のあとに宿題をやる時間を設定している場合は、朝食の前に一問だけ問題をこなしておきます。一問解くことによって、全体が目に入って先を見通すことができるので、取り掛かりのハードルを下げることができます。
やる気をもって新学期に臨むために、冬休みの間に新学期の目標を立ててみましょう。気を付けてほしいのは、今までの努力や達成したことをほめてから目標を立てるということ。ほめられたことによってオープンな気持ちになっているので素直にやる気が出るのです。目標が決まったら、それを具体化させるための約束を作ります。それを表にして、できた日には○、できなかったら△など、「がんばり表」を作るとよいでしょう。そして、保護者のかたは「見届け」を必ずしてあげてください。保護者の「ほめ」と「見届け」で子どものやる気を高めてあげられるとよいですね。
新学期に寝不足でやる気が出ない……ということにならないように、学校が始まる3日前にはリズムを戻しておけるとよいでしょう。生活リズムというのは、毎日決まった時間に決まったことをするということ。(1)就寝(2)起床(3)食事(4)排便という生理的なことを同じ時間にするということが大事ですが、特に就寝時間と起床時間は厳守したいところです。
冬場ですから、早起きがつらいという時は、子どもが好きなことを朝に持ってくるという方法があります。それが励みになって朝起きてくるといいます。
出典:新学期からやる気が出る冬休みの過ごし方【後編】 -ベネッセ教育情報サイト
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