子どもが行う人気のスポーツ 小学生はスイミング、中学生以上はテニスが1位
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2020(平成32)年の東京オリンピック開催が決まり、子どもたちのスポーツへの関心も高まっている。では、子どもたちは実際にどのようなスポーツを行っているのだろうか。2013(平成25)年3月にベネッセ教育総合研究所が行った「第2回学校外教育活動に関する調査」をもとに、同研究所・主任研究員の木村治生氏が解説する。
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全体としては「スイミング」が一番ですが、学校の段階があがるとともに、スポーツの種類が変化していることがわかります。特に小学校から中学校にあがるタイミングで、種目別の活動率ががらりと変わります。
中学生の1位は「硬式テニス/ソフトテニス」で11.1%、2位は「硬式野球/軟式野球/ソフトボール」で7.1%、3位は「サッカー/フットサル」「バスケットボール」「卓球」が同率の6.8%で並びます。
要因としては活動の場所(所属する団体)の変化があります。小学生までは「習い事」として活動している子どもが多いのに対し、中学生以上は学校の部活動が中心となるためです。部活動では、子どもが自分の好きなスポーツに挑戦できるチャンスが広がります。
ただ、中高生のスポーツ活動の担い手が部活動に偏るのは、子どもによっては負担かもしれません。たとえば、文化部を中心に活動しながら、楽しむためのスポーツもやるということがあってもいいと思いますが、そのように気軽にスポーツを楽しむ活動場所はあまりありません。
2020(平成32)年の東京オリンピック開催をひとつの励みに、スポーツに親しむ子どもが増えていくような環境整備や意識の変化が望まれます。
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