中学受験をめざす小5の2学期 難易度は気にせず幅広く学校見学を

中学受験をめざす小5の2学期 難易度は気にせず幅広く学校見学を何度かお伝えしているとおり、5年生の2学期からは学習内容が非常に難しくなる。ここで大切なのが目標だ。目標がなければ、難しい問題に粘り強く取り組む意欲は沸いてこない。ベネッセ教育情報サイトでは、森上教育研究所の森上展安氏に、5年生の2学期のポイントを伺った。

 

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目標をより具体的にするため、2学期にはぜひお子さまと学校見学に行ってください。5年生での学校見学は、目標設定に役立てるのに最もよいタイミングです。第1志望校以外の学校も幅広く見て回ることをおすすめします。なお、学校見学の前に、学費の面をきちんとチェックしておくことが必要です。

 

学校見学の際、最も見極めてほしいのは、入学時の学力や進学率よりむしろ、その学校の哲学や校風です。お子さまがその学校で過ごす6年間は大切な人格形成期ですから、人格の鏡になるような指導者に恵まれて、のびのびと自分らしさを発揮できる環境であることが望ましいのです。特に私立校は、理事長や校長先生などしだいでかなり環境が変わってきます。各学校には、代々の先生がたが培ってきた「教師文化」と、生徒が自主的につくってきた「生徒文化」があり、両者の相乗効果でその学校独自の文化が生まれています。学校現場に足を運ぶことで、その文化をある程度まで肌で感じることができるのです。

 

学校見学を通じて、お子さまが「この学校に行きたい!」と言い始めたら、しめたものです。気持ちが動けば、それが学習の原動力になるのです。5年生の2学期以降は、成績が伸び悩みがちになり、ストレスがたまりやすい時期です。お子さまを成績しだいで責めたり、持ち上げたりせず、「うちの子なら何とかなるだろう」とあえて楽観的に構えることが大切です。

 

出典:2学期スタート! 目標を具体的にする志望校見学を[中学受験 5年生] -ベネッセ教育情報サイト

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