【昔と違う!令和的勉強法】勉強仲間とはオンラインでゆるくつながりがち

令和の中高生の勉強のやり方は、保護者世代の学生時代とは比べものにならないほど多様化しています。前回までの記事では、学習手段がハイブリッドになっていること、SNSやアプリでの「学習記録の共有」でモチベーション管理について見てきました。

では、こうした令和の勉強法に取り組む子どもたちはどんな勉強仲間と、どのような関係性で学んでいるのでしょうか。

全国の中学1年生〜高校3年生の学習アプリ「StudyCast」利用者902名を対象に行ったアンケート調査(※)を見ると、勉強仲間にも、令和ならではの変化があることが見えてきました。

前回の記事:【昔と違う!令和的勉強法】「学習記録の共有」で勉強モチベUPしがち。
前々回の記事:【昔と違う!令和的勉強法】勉強手段はハイブリッドに使い分けがち!

この記事のポイント

    令和の勉強仲間はリアルとオンラインのハイブリッド

    令和の子どもたちは、勉強仲間をどのようにとらえているのでしょうか。勉強仲間やライバルとの理想の関係性について聞いてみました。

    令和の勉強仲間はリアルとオンラインのハイブリッド

    最も多かったのは「リアルなコミュニティで、互いに刺激し合いながら関係構築していくのが理想(33.6%)」でした。保護者世代にも同様と言える形だった一方で、結果を詳しく見てみると、オンラインでの繋がりを重視する声も少なくないことがわかります。

    オンラインでの繋がりを求める子どもは「オンラインのコミュニティで、匿名またはゆるい距離感で交流できる関係が理想(15.5%)」「リアルとオンラインの両方をバランスよく使いたい(31.0%)」を合わせた46.5%。半数近くの子どもが、勉強仲間にオンラインのつながりを取り入れたいと考えている結果となりました。

    前回の記事では、SNSやアプリで学習記録を共有することが勉強のモチベーションUPになる子どもが半数近くにのぼることを紹介しました。こうした共有相手も「勉強仲間」の一部としてとらえている様子がうかがえます。勉強仲間やライバルのあり方も、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド型へと広がっているようです。

    オンラインの勉強仲間は「ちょうどいい距離感」

    オンラインで繋がった勉強仲間というのは、保護者世代には少しイメージしづらいかもしれません。どのような存在で、どんな点にメリットを感じているのか聞いてみました。

    オンラインでつながる仲間の存在

    <Q オンライン・アプリ上で他の受験生と交流することに次のような効果・メリットを感じますか?(複数選択可)>

    オンライン・アプリ上で他の受験生と交流することに次のような効果・メリットを感じますか?

    オンラインでつながる仲間が受験勉強の支えになっていると感じる受験生は、61.8%。リアルな知り合いではないとしても、同じ目標や志望を掲げてがんばる仲間の存在は心強いものとして受け止められているようです。

    その背景には、「ちょうどいい距離感」や「気軽さ」があるようです。オンラインで他の受験生と交流することのメリットとして最も多かったのは「程よい距離感で快適(48.9%)」。次いで僅差で「匿名で気軽に交流できる(47.9%)」が続きました。近すぎず遠すぎない関係性や、匿名だからこそのカジュアルさが、受験勉強につきまとう心理的な負担を和らげているのかもしれません。

    リアルな友達同士では、互いの成績や勉強の進み具合が見え隠れすることで、時にプレッシャーを感じてしまうこともあるものです。その点、オンライン上のつながりでは、必要以上に干渉されることなく、同じ目標に向かう仲間として刺激を受けられる環境が整っています。

    顔を合わせなくても、「誰かもがんばっている」と感じられる。こうした距離感の心地よさが、オンラインの勉強仲間が学習を支える理由の一つといえそうです。

    オンライン塾は「学ぶ場」であり「仲間とつながる場」

    オンライン塾は「学ぶ場」であり「仲間とつながる場」

    リアルとオンライン、さまざまな勉強仲間と関わりながら学ぶ令和の子どもたち。では、オンラインの学びの象徴ともいえる「オンライン塾(インターネットを通じて自宅や好きな場所からリアルタイム配信のライブ授業を受けられるサービス)」はどのように受け止められているのでしょうか。まずは利用経験について聞いてみました。

    オンライン塾を利用したことがありますか?

    オンライン塾の利用経験について尋ねたところ、利用したことがあると答えた子どもは20.2%。まだ多数派ではないものの、実際に利用した子どもたちの満足度は高いようです。

    <Q オンライン塾の満足度を教えてください>

    オンライン塾の満足度を教えてください

    「大変満足している(29.1%)」「満足している(53.4%)」を合わせると、利用者のうち82.5%の子どもがオンライン塾での学びに手応えを感じていることがわかります。

    オンライン塾の良かった点

    オンライン塾を使用している子どもの満足の理由として最も多かったのは「通塾の時間がいらない(84.0%)」でした。次いで「自分のペースで進められる(48.4%)」が続き、柔軟性や学びやすさが支持されている様子がうかがえます。

    フリーアンサーでは、柔軟性や利便性に加え、対面での苦手をオンラインでなら解消できる点も挙げられていました。

    ・「先生に直接聞くのは苦手だが、オンラインだと質問できる(高校3年生)」
    ・「匿名のチャットがあるから、意見や質問が言いやすい(高校1年生)」

    対面では質問をためらってしまう子どもでも、オンライン上やチャット機能を通じてであれば、気軽に疑問を解消できる。その<ちょうどいい距離感>が、学びを続ける後押しになっているようです。

    また、オンライン塾を「これから利用してみたい」と考えている子どもはどのくらいいるのでしょうか。

    オンライン塾を利用してみたいと思いますか?

    「とても利用してみたい(6.7%)」「利用してみたい(32.5%)」を合わせると、関心を示している子どもは約4割にのぼりました。利用意向のある子どもたちのフリーアンサーからは、仲間とのつながりに魅力を感じる声が多く見られます。

    ・「仲間と励まし合いながら勉強しやすそうだから(中学3年生)」
    ・「クラスメイトでもなく知り合いでもないが自分と同じように勉強に励んでいる方と一緒に授業を受けてみたい(高校1年生)」

    同じ目標を持つ仲間と、適度な距離感でつながりながら学べる点は、オンライン塾ならではの魅力といえるでしょう。令和の勉強法を象徴する選択肢の一つともいえるオンライン塾、ますます利用が増えそうですね。

    たとえば、ベネッセの難関専門オンライン塾 のように、志望校や学力レベルに応じた学習環境が用意されているケースもあります。場所に縛られず、共通の目標を持つ仲間とゆるやかにつながりながら学べる点は、令和の勉強法にフィットした選択肢の一つといえそうです。

    まとめ & 実践 TIPS

    勉強仲間とはオンラインでゆるくつながりがち

    今回の調査から、令和の子どもたちは、リアルとオンラインを行き来しながら、自分にとって心地のよい距離感のバランスを取りながら学んでいることがわかりました。勉強方法も勉強仲間もハイブリッドな令和の子どもたちの姿は、頼もしいですね。

    スマホやオンラインを活用した学びには、時に不安を感じる場面もあるかもしれません。しかし、その裏には子どもたちなりの「学びを続けるための工夫」があります。どんな仲間と、どんな形で学んでいるのかを知ることが、令和の学びを支える第一歩になるのかもしれません。

    (出典)
    ※学習スタイル調査
    調査対象:ベネッセが提供する学習管理アプリ「StudyCast」利用者(中学1年生~高校3年生)
    回答数:902名
    調査期間:2025年12月2日~7日
    調査方法:インターネットでのアンケート調査

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