【昔と違う!令和的勉強法】「学習記録の共有」で勉強モチベUPしがち
時代とともに、大きく変化する子どもたちの勉強法。前回の記事では、さまざまな学習手段から目的やシーンに合わせて選ぶ「ハイブリッド式」が令和の勉強法の特徴であることを紹介しました。
では、ハイブリッド式を支える多様な学習手段の選択はどのように行われているのでしょうか? また、勉強を続けるための工夫や、モチベーションの保ち方には、令和ならではの特徴があるのでしょうか。
全国の中学1年生〜高校3年生902名に行ったアンケート調査(※)をみると、保護者の時代と同じ王道の方法はもちろん、令和ならではの勉強スタイルが見えてきました。どうやら、令和の子どもたちは、少し意外な工夫で勉強へのモチベーションを保っているようですよ。
前回の記事:【昔と違う!令和的勉強法】勉強手段はハイブリッドに使い分けがち!
この記事のポイント
令和の学習手段選びは、コスパ・タイパも判断材料に
さまざまな学習手段にハイブリッド式で取り組む令和の子どもたち。保護者の時代に比べてもさまざまな学習手段が増える中、何を重視して選んでいるのでしょうか。
TOP3はいずれも僅差で、「講師の質(58.4%)」「学習教材の使いやすさ(56.8%)」「学習環境(56.0%)」という結果に。王道な回答が上位を占めており、学習手段選びの基本は、保護者の時代と大きく変わっていないことがわかります。
一方で、「料金(コストパフォーマンス)(42.6%)」「質問・相談のしやすさ(サポート体制)(38.6%)」、「時間効率(38.5%)」も4割前後のボリュームで続いています。続けやすさや効果という観点も意識して学習手段を選んでいる様子からは、コスパやタイパを意識する令和ならではの価値観が見えてくるようです。
フリーアンサーで寄せられた「チャレンジタッチ。塾などに通う時間がいらず、教科も縛られず、好きなときに3年間分の学習ができる(中学2年生)」という声からも、コスパ・タイパを踏まえた姿勢がうかがえます。
半数以上の子どもが「学習記録の共有」でモチベUP!
勉強は、今も昔もモチベーション管理が大きな課題。令和の子どもたちは、どのような方法で勉強のやる気を保っているのか聞いてみました。
TOP3の顔ぶれは、1位「成績や模試の結果(64.5%)」、2位「夢や目標(57.8%)」、3位「ご褒美・達成感(54.9%)」。モチベーション維持の王道は、令和においても「結果」「目標」「達成感」であることがわかります。フリーアンサーとしても「学問の楽しさを感じる時(高校1年生)」という声もありました。
一方で注目したいのが、4位にランクインした「学習記録の共有(アプリ・SNS)(52.5%)」という保護者の時代にはなじみのなかった方法です。学習内容や時間を記録し、誰かと共有しあうことで勉強へのやる気が高まっている子どもは半数以上。「他の人はどれくらい勉強しているかわかり、もっと頑張ろうと思える(中学1年生)」という声もあったように、「いいね」時代を生きる子どもたちならではの令和式切磋琢磨といえるのかもしれません。
この背景には、オンライン学習の広がりも考えられます。オンライン上であれば、リアルな友達だけではなく、同じ目標を持つ仲間ともゆるやかに繋がることができるもの。一人で黙々と取り組むだけでなく、「一人ではない」と感じられる環境が、学習を続ける後押しになっているようです。現在はオンライン塾などもありますが、オンライン学習は学習そのものだけでなく、繋がりづくりや、モチベーションアップにも効果があるのかもしれません。
また、「家族の応援」も17.7%と一定数挙がっています。リアルな友達や家族、オンラインでつながった仲間と、さまざまな形の支えを取り入れながら学ぶ令和の子どもたちの姿は、頼もしいですね。
まだまだあった!勉強モチベーションUP法
令和なりの王道のモチベUP法がある一方、他にもさまざまな方法が挙がっていたので、いくつか紹介しておきます。
「勉強用に決めたBGMを聴きながらやる(高校1年生)」
歌いたくなったら我慢です。
「推しの配信(高校3年生)」
その時間までには勉強を終わらせる! 的なタイムマネジメントにも役立ちそうです。
「好きな文房具や欲しい文房具を集める(中学1年生)」
文房具間のレギュラー争いが激しくなりそうです。
「焦燥感(高校2年生)」
それ以上のはないかもしれません。
このように、各自が自分なりのモチベUP法を確立しているようで、勉強のやる気でお困りの場合は、適宜参考にしてみるのもいいかもしれません。
まとめ & 実践 TIPS
今回の調査から、学習手段の選び方や勉強の続け方には、保護者の時代と変わらない部分がある一方で、令和ならではの工夫も取り入れられていることがわかりました。コスパやタイパも意識した学習手段の選択や、学習記録を共有することで「1人ではない」と感じられる環境づくりなど、勉強を続けるための工夫が広がっています。新しい学び方を開拓し、柔軟に取り入れていく子どもたちの姿は、頼もしく感じられますね。
「自分は昔こうやっていたよ」と保護者自身の学生時代の勉強法を伝えてみてもいいかもしれません。「今はこうだよ」と、お子さまなりの工夫や考えを自然な形で教えてもらうことで、令和の学び方への理解も深まるはず。そんな親子のやり取りも、お子さまの学びを支える1つのサポートになるのかもしれません。
(出典)
※学習スタイル調査
調査対象:ベネッセが提供する学習管理アプリ「StudyCast」利用者(中学1年生~高校3年生)
回答数:902名
調査期間:2025年12月2日~7日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
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