リコーダーを上手に吹きたい 【第3回】低いドをしっかり出そう

Benesse教育情報サイトには、リコーダーに関する悩みや相談が数多く寄せられています。
そこで、作曲家であり、リコーダーをはじめとするさまざまな笛の演奏家として活躍中の野田晴彦さんに相談にお答えいただくと共に、リコーダー演奏のコツやリコーダーの楽しさを伺います。
前回は「タンギング」の練習をしました。今回は、低いドの出し方を学びましょう。

<リコーダーを上手に吹きたい(動画)>



<トレーニング 3日目>

タッピングで低いドを出してみよう
 ★タッピングで音が出れば、穴は正しくふさがれている

次に息の使い方に気を付けよう
 ★たいていの場合、息が強すぎる



低いドは出すのが難しい

「きらきら星」を吹いてみましょう。「ドドソソララソ」……低い「ド」で始まり、低い「ド」で終わります。いかがでしょうか。もしかしたら、低い「ド」がうまく出なかった、というお子さまもいるかもしれません。
低い「ド」のは出すのが難しいと感じるお子さまも多い音です。
その理由は何でしょうか? それは、全部の穴をふさがなくてはならないため、どうしてもどこかが開いてしまいがちになるためです。
また、強く吹きすぎて音が飛んでしまうこともよくあります。

しかし、最初から上手に吹く必要はありませんから、気持ちを楽にして練習し、マスターしましょう。



タッピングで低いドが出ない理由を診断

まず、低いドが出ない理由を探しましょう。お子さまによって理由は異なりますが、低いドが出ない理由は主に2つあります。


1. 穴がきちんとふさがれていない
2. 息が強すぎる

どちらが原因か調べるために、第1回で練習したタッピングを用いて「きらきら星」を演奏してみましょう。いかがでしょうか。タッピングで上手に音が出ていれば穴はきちんとふさがれていることがわかります。反対に、タッピングで音が出ていないのであれば息が強すぎるということです。

低いドは出すのが難しい音ですが、穴のふさぎ方や息の使い方に気を付ければ上手に出せるようになります。タッピングの練習や、息を吹くちょうどよい強さを探す練習をくり返してみましょう。最初は難しいと思いますが、だんだんとよいドが吹けるようになるでしょう。吹いた息が音色になることを楽しむことができて、演奏がますます楽しくなるはずです。

※動画では「きらきら星」の演奏にぴったりな、伴奏映像を用意しています。ぜひご覧ください。

次回は「サミング」に挑戦します。


プロフィール


野田晴彦

TV番組やミュージカル、CD等に多くの楽曲を提供するとともに、ワールドフルーティスト(世界各国のさまざまな笛の演奏家)として活躍中。

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