学力も体力も生活習慣が左右!?
朝食や睡眠時間、テレビ視聴時間といった生活習慣の確立している子どもほど持久力があることが、文部科学省の2005年度「体力・運動能力調査」で明らかになりました。
生活習慣は、学力との相関関係があることもわかっています。
知力、体力ともバランスの取れた成長のためには、基本的な生活習慣が重要であるということを浮き彫りにした結果と言えるでしょう。
調査は「体育の日」に合わせて毎年発表されているものですが、今年は体力と生活習慣との関係に焦点を当てて分析しているのが特徴です。
特に、20メートルの間を次第にスピードを上げながら往復する「シャトルラン」(往復持久走)の結果を取り上げています。
それによると、中学生前後の男子ではテレビの視聴時間が短いほど折り返しの回数(最大100回)が多くなっています。
たとえば15歳では「1時間未満」87.19回、「1時間以上2時間未満」82.90回、「2時間以上3時間未満」82.11回、「3時間以上」75.86回、といった具合です。
これが17歳になると「1時間未満」と「1時間以上2時間未満」の逆転現象が起こっているのですが、どちらにしても「3時間以上」テレビを見る子の場合は14回から15回少なくなっています。
睡眠時間について女子を例に取ると、14歳まではそれほど相関関係が見られませんが、16歳では「6時間未満」52.99回、「6時間以上8時間未満」47.78回、「8時間以上」39.95回、17歳ではそれぞれ47.00回、48.16回、39.24回となっています。
適度な睡眠が必要で、いずれにしても寝過ぎは良くない、ということでしょうか。
朝食を食べるか、食べないかでは、6歳から11歳で「毎日食べない」という子のサンプル数が少ないのが気に掛かりますが、いずれの年齢、性別とも「毎日食べる」という子のほうが回数は多くなっています。
たとえば17歳では、男子が「毎日食べる」95.26回に対して74.00回、女子はそれぞれ50.08回、36.80回といった具合です。
学力に関しては、2003年度の「教育課程実施状況調査」というペーパーテストで、朝食を取る子ほどどの教科でも点数が高くなる、という結果が出ています。
勉強のために長い時間座ったり、集中力を持続したりするためにも体力が必要であることは、体験的にも理解できるのではないでしょうか。
こうしたことから、文部科学省の旗振りで「早寝早起き朝ごはん」国民運動も今年4月にスタートしています。
もとより子どもの生活習慣の問題は大人の生活自体が変化していることの反映という側面もあり、一概に家庭だけに責任を負わせれば済むというものではありません。
子どもの最善の発達のためにはどうすればいいのか、学校と家庭が率直に話し合う必要があるのではないでしょうか。
生活習慣は、学力との相関関係があることもわかっています。
知力、体力ともバランスの取れた成長のためには、基本的な生活習慣が重要であるということを浮き彫りにした結果と言えるでしょう。
調査は「体育の日」に合わせて毎年発表されているものですが、今年は体力と生活習慣との関係に焦点を当てて分析しているのが特徴です。
特に、20メートルの間を次第にスピードを上げながら往復する「シャトルラン」(往復持久走)の結果を取り上げています。
それによると、中学生前後の男子ではテレビの視聴時間が短いほど折り返しの回数(最大100回)が多くなっています。
たとえば15歳では「1時間未満」87.19回、「1時間以上2時間未満」82.90回、「2時間以上3時間未満」82.11回、「3時間以上」75.86回、といった具合です。
これが17歳になると「1時間未満」と「1時間以上2時間未満」の逆転現象が起こっているのですが、どちらにしても「3時間以上」テレビを見る子の場合は14回から15回少なくなっています。
睡眠時間について女子を例に取ると、14歳まではそれほど相関関係が見られませんが、16歳では「6時間未満」52.99回、「6時間以上8時間未満」47.78回、「8時間以上」39.95回、17歳ではそれぞれ47.00回、48.16回、39.24回となっています。
適度な睡眠が必要で、いずれにしても寝過ぎは良くない、ということでしょうか。
朝食を食べるか、食べないかでは、6歳から11歳で「毎日食べない」という子のサンプル数が少ないのが気に掛かりますが、いずれの年齢、性別とも「毎日食べる」という子のほうが回数は多くなっています。
たとえば17歳では、男子が「毎日食べる」95.26回に対して74.00回、女子はそれぞれ50.08回、36.80回といった具合です。
学力に関しては、2003年度の「教育課程実施状況調査」というペーパーテストで、朝食を取る子ほどどの教科でも点数が高くなる、という結果が出ています。
勉強のために長い時間座ったり、集中力を持続したりするためにも体力が必要であることは、体験的にも理解できるのではないでしょうか。
こうしたことから、文部科学省の旗振りで「早寝早起き朝ごはん」国民運動も今年4月にスタートしています。
もとより子どもの生活習慣の問題は大人の生活自体が変化していることの反映という側面もあり、一概に家庭だけに責任を負わせれば済むというものではありません。
子どもの最善の発達のためにはどうすればいいのか、学校と家庭が率直に話し合う必要があるのではないでしょうか。