親子で家族のおでかけ計画を立てよう

 おでかけをする機会が多い夏休み。その時期を利用して、子どもの主体性を高めてあげては?
「自分から!」につながるおでかけ時のひと工夫が大事です。子どもにとってよりよい体験となる夏休みのおでかけ。おうちのかたが上手にサポートできるアイデアとは?


任されることで積極的になれる

 自分から実践するという主体性は、大人に与えられた体験では身につきません。そうは言っても、子どもの狭い視野だけでは限界が。そんなときはおうちのかたが、道筋を作ってあげるのがおすすめ。

 

たとえば、まず行き先を2、3案、おうちのかたが提示します。それぞれの場所がどんなところか親子で調べたうえで、子どもに行き先を選ばせます。
目的地を回る順番も子どもに考えさせることで、「任された」ことが自信になり、積極的に計画するようになります。

 

 

おでかけ中も学びを得られる準備を

 行き先や順番だけでなく、行った先でも積極的に好奇心を満たせるといいですね。
行き先で目にした動植物や、目的地について、すぐその場で確かめられれば、おでかけ中でも学びが深まります。おでかけの際には、外出用のコンパクトな図鑑や地図などを持って行って、「あれ?」と思うことを調べるのも得策。スマートフォンや電子辞書で調べるのもありですね。興味を持ったらすぐ調べることで、子どもの心にも印象深く記憶されるはず。

 

また帰宅したら、おでかけで出合ったことやものを整理しましょう。興味のある動植物や建物などに出合ったら、写真に撮ったり、スケッチするのもおすすめ。物事を記録する行為は、体験したことを上手に表現したり、考えを整理したりする練習になるのです。

 

夏の計画を立てるとき、大人が情報や選択肢を用意しながらも、できるだけ子どもに選ばせる部分を増やしましょう。もちろん、最終的には安全面や実行性を考えて大人が判断することになりますが、「選ぶ」ことで子どもが主体的になれます。

 

おでかけの計画について、「ご紹介してきたのは「やらなければいけない」体験ではありません。もしお子さまがぼーっとしたいのなら、それにも意味があるはず。大切なのは「お子さまの意思で行動させてあげること」と親野智可等先生。

 

もし子どもが「やりたい」と言ったことを途中で投げ出した場合も、叱ったり無理強いしたりしないこと。それよりも新しい興味関心の方を応援してあげましょう。

 

子どもにとっての「好き」はどこに転がっているかわからないもの。夏休みにいろんな体験ができれば、その中から「好き」につながるものが見つかるかも。それが見つかればやめなくなります。

 

 

 

 

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プロフィール


親野智可等
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・『子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集』(ダイヤモンド社)
・『反抗期まるごと解決BOOK』(日東書院本社)


長年の教師経験をもとに勉強法・家庭教育・親子関係などについて具体的に提案。
Instagram、Threads、X、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メルマガなどで発信中。ドラゴン桜の指南役としても著名。最新刊『子育て365日』などベストセラー多数。全国各地の教育講演会でも大人気。詳細は「親力」で検索

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