「中学受験をしない」選択のメリット 公立中学校ならではのよさは?【中学受験】

私立中学校での学びを通して得られるものや出会う人たちに魅力を感じているものの、小学生のうちは、勉強より自分のやりたいことを思う存分やらせてあげたいとお考えのご家庭もあるでしょう。
中学受験をしないことにして、地元の公立中学校に通う場合、どんなよさがあるのでしょうか?

この記事のポイント

公立中学校なら今の仲間とともに学び、3年後の進路に合わせて実力を伸ばせる

公立中学校に進学する場合は、小学校6年間を一緒に過ごした友達と引き続き同じ学校に通うことになるので、思春期の大切な時期に仲間との関わりを深めることができます。
また、中学校入学後に、高校受験を意識して勉強をがんばっていけば、3年間で実力を伸ばすこともできるでしょう。

公立中学校に進学するとどんな生活が待っている?

公立中学校に進学すると、自宅周辺での生活が中心となり、今の習い事や地元の友達との交流を続けることができます。
また、同じ地域のさまざまな生徒が集まるため、早くから社会性が身につくのも公立中学校ならでは。
進路選択についても、小学生の頃と違ってお子さまが自分の意思で決めるケースが多くなるため、将来の夢や目標により近い進路選択をすることができます。
自宅から通いやすく、学費以外の負担も私立中学校と比較すると少ないでしょう。

中学受験をしないで公立中学校に進学することのメリット

今の習い事や友達との交流を続けることができる。

中学受験のための勉強に時間をとられないため、小学生の時は比較的、自分のやりたいことに思う存分取り組む時間があります。
時間に縛られないため、お子さまは、自分の好きなスポーツや芸術系の習い事に力を入れたり、友達とのふれ合いをしっかり楽しんだりすることができます。

中学に入ってから、お子さまの意思で進路選択ができる。

中学校生活を送るなかで、お子さまは自分の将来の夢や目標について考えたり、友達や部活動の先輩などから高校の話をきいたりして、どんな高校に行きたいかを考えていくことになるでしょう。
保護者のかたと一緒に高校見学に行ったり、進路について親子で相談したりと、保護者のサポートが必要な場面もありますが、小学生の頃とは違い、最終的にはお子さまが自分の意思で進路を決めるケースが多くなります。

同じ地域のさまざまな生徒と接する機会がある。

公立中学校の多様性は、公立のよさの一つといえるでしょう。中学生活を通していろいろなタイプの人たちと接するなかで、コミュニケーション力や社会性を身に付けていくことができます。
また、自分が住む土地を中心とした交友関係が広がるので、地元への愛着もわくでしょう。

自宅から通いやすく、学費の負担が少ない

私立中学校や中高一貫校には、電車やバスなどで時間をかけて通う生徒が少なくありませんが、地元の公立中学校なら自宅から通いやすく、通学の負担は少なくて済みます。
また、私立中学校に進学する場合、かなりの学費がかかりますが、公立中学校は、授業料が無料です。また、部活動関係の費用や修学旅行などの行事の費用なども、私立中学校と比較すると額は低めで、お金の面での負担が少ないことは大きなポイントでしょう。
受験のための費用がかからないので、その分の費用を、お子さまの好奇心に合わせたその他の勉強や習い事、体験などの費用に使うことができます。

まとめ & 実践 TIPS

お子さま一人ひとりの個性が違うからこそ、中学校選びも決まった正解はありません。 地元の公立中学校にもよい点はたくさんあります。お子さまの性格や、小学校生活、中学校生活のなかでそれぞれ大切にしたいことなどをふまえて、お子さまやご家庭に合うのはどんな中学校かを考えていきましょう。

【関連情報】
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参照:
合格者ストレッチ率4倍超!? 公立一貫校が実績を出した理由【中学受験】
https://benesse.jp/juken/201908/20190829-1.html

中高一貫校 公立は「自主性重視」私立は「面倒見重視」の傾向
https://benesse.jp/juken/201210/20121010-3.html

公立中高一貫校 「面倒見のよさ」より「自主性重視」で私立並みの受験指導も
https://benesse.jp/juken/201208/20120823-4.html

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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