英語が苦手な中学生はココをチェック! 英作文の「あるある」な間違い
- 勉強法
英語の試験でミスが出やすい英作文。英作文は「とれるところは、きっちりとる」という姿勢でないと高得点は難しい問題形式です。
しかし、中学生や高校生の英作文を添削していると、初歩的なミスで減点される例が多く見られます。
ケアレスミスを防ぐためには、提出前に3つのポイントを必ずチェックしましょう。
不要な大文字やピリオド「.」で文の区切りが崩壊していないか?
1つめのポイントは、大文字やピリオド「.」を正しく使っているかどうか。
英語を勉強し始めて最初に習う文法なので「知ってるよ」という生徒は多いもの。ところが、実際に英作文を書いてもらうと文の途中にいきなり大文字やピリオドが登場する答案が散見されます。
英語では、大文字を使うのは以下の3パターンが基本。
● 文の最初の1文字(He ate an apple yesterday.)
● 人や場所などの固有名詞の1文字目(He talked with Mary.)
● 組織やシステムの名前に使われる名詞・形容詞・動詞の1文字目(I read the book about International Peace Conference.)
入試などでは、この3パターンのみで大文字を使うよう意識しましょう。
また、ピリオドを文の途中で打っているミスもあります。たとえば以下のような文です。
“I asked my mother to buy. Some notebooks.”
buyで何を買うのか示さないと意味不明になってしまうため
“I asked my mother to buy some notebooks.”
とするのが正解です。
主語と動詞の組み合わせや時制が間違っていないか?
主語と動詞の組み合わせが合っていなかったり、過去のことなのに現在形で書いていたりする間違いもよく見られます。
be動詞や一般動詞の現在形で学習したように、動詞の形は主語が何かで変化することが多いのが特徴。さすがに“I is ・・・”とする例はほとんどないものの、“These books is ・・・”のような間違いは珍しくありません。
不可算名詞や動名詞を主語にする場合は、単数形扱いが基本になることにも注意してください。
動詞でもう1つ気をつけるべきことは、過去の出来事を現在形で書いてしまうミスです。小説では、過去のことでも現在形で書いて臨場感を出しますが、入試などの英作文ではきっちり過去形にするほうがミスを疑われずに済みます。
日本語の語順で書いていないか?
英語は語順自体で意味を表す言語。日本語のような「て・に・を・は」がないので、並べ方で主語や動詞、その他の語句の関係を表します。
そのため、「私は明日図書館へ行きます」を日本語の語順のまま“I tomorrow library go to.”とやってしまうと英文が崩壊し、意味不明になってしまうのです。
英文は、“主語→動詞→その他”の順番で並べるのが基本。英作文チェックの際は
● 主語はあるか?
● 主語の次に動詞はあるか?
を必ず確認しましょう。
まとめ & 実践 TIPS
英文を書いた時に必ずチェックするポイントは3つ。
● 不要な大文字やピリオド「.」で文の区切りが崩壊していないか?
● 主語と動詞の組み合わせや時制が間違っていないか?
● 日本語の語順で書いていないか?
英作文では、しっかり見直しをしてケアレスミスを防ぐことがとても重要です。減点を最小限に抑えられるよう意識して確認していきましょう。
出典:
英語のライティング(英作文)が得点源に。中学の先生が攻略法教えます|ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/eigo/201901/20190125-1.html
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