【中学校の先生が教える攻略法】英語のライティング(英作文)を得点源にするには?

英語のテスト対策で、思わずひるんでしまうもの。
それが、ライティング(英作文)の対策です。
単語を覚えたり、文法を覚えたり…いくつもの知識が必要なので、英語がニガテな人には、ちょっとハードルが高いですよね。

ただ、攻略方法はあります!
今回は、「進研ゼミ中学講座」の制作に関わる中学校の先生オススメの、ライティング(英作文)をちょっとトクイになるための攻略方法をお伝えします。
さらに、「進研ゼミ」の先輩がやってみて特におススメだった、英作文の勉強テクニックもご紹介。

「英語がニガテ…、英作文はいいや…」と思う方も、ぜひ読んでみてくださいね。

※ここでご紹介する中学生の声は、2018年11~12月実施『進研ゼミ 中二講座』会員136人へのアンケートより
※今回ご紹介するライティング(英作文)は、和文英訳・自由英作文のことです。

英語のライティング(英作文)対策①日本語を英語風にチェンジしてから書く

英語になれていない人が、正しい英作文を書くのにオススメのテクニック。
それが、「日本語を、英語風にチェンジすること」です。

具体的に、説明しますね。
例えば、「『私は6時に起きます』を英語にしなさい」という英作文の問題がでたとき。

① 英語を書く前に、まずは日本語を、主語の後に動詞がある「英語の語順」に直す。
<例>
「私は 6時に 起きます」
「私は 起きます 6時に」

② 「私は 起きます 6時に」の順番で、英語を書いていく。
I get up at six.

上記のように、まずは「日本語」から直していくのです。

というのも。
英語がニガテな人や、英語をはじめたての中学生は、とくに英作文で「語順」を間違いやすいからです。
例えば、
I get up at six.(私は6時に起きます)
という文の場合。

英語になれていない人は、日本語の順番を、そのまま英語にして
I at six get up.
と書いてしまうことが多いのです。

語順を間違えやすい、英作文。
だからこそ、まずは日本語の順番を英語風にチェンジしてから、英語を書き始めてみる。
そのクセをつけるだけで、自然と英語の語順を意識するようになり、英作文がトクイになっていきますよ。
<「進研ゼミ」を受講している中学生の勉強法>
教科書の基本文を暗記しておくと、単語を変えるだけで済む問題も多いので、間違えにくいです。
語順や単語のつづりを間違えてないかもチェックしています。

英語のライティング対策②正確に書くには「文頭と、文末」を意識!

英語がニガテな人は、英作文を書いたら「文頭と文末」をしっかりチェックしましょう。
文頭と文末には、ミスしやすいポイントがつまっているのです。

① 文頭は、大文字でかけているか?
② 文末に「.(ピリオド)」「?(クエスチョンマーク)」はあるか?
単語や語順を正しく書くのに集中しているとき、意外と文頭・文末でミスしてしまうことが多いので、見直しは大切です。
見直す時には、「コレはライバルの答案だ」と思って、自分の答案をチェックするのがオススメ。
自分の答案だと思うと、ついつい甘めに見てしまいますが、厳しく見ることで「うっかりミス」が見つかりやすくなりますよ。

<「進研ゼミ」を受講している中学生の勉強法>
★単語のスペルを間違えないようにし、文法のミスがないかを普段から気をつけてました。
★英作文は点数が高くて、成績も大きく変わるから、単語を完璧に覚えるようにしています。
時間が残っていないときでも、英作文ぐらいは、見直しをするのがおすすめ。
ピリオドはついているか、単語は間違っていないか、文法は間違っていないか、などなど、確認しましょう。

英語のライティング(英作文)対策③何度も書いてみる

英作文は、何度も書くことで、定着します。
とはいえ、
I get up at six.
という英文を、ノルマのように100回書き写しても、努力と結果が見合いません。

頭に刻みつけるためにも、「しっかり覚えてるか?」、確認しながら書くのが大事。
3回書いてみたら、4回目は見ないで書く…など、自分の中でルールを作るのがオススメです。

さらに頭に刻みつけるなら、「前はドコを間違えたか」をしっかり確認しながら、書いていきましょう。
何度も書いて、自分が間違えやすいクセを覚えておくと、テスト本番でも焦らずミスせずに解けますよ!

<「進研ゼミ」を受講している中学生の勉強法>
★英語で日記をつけてみる。その日習った文法で書いてみると力がつきますよ。

英語のライティング(英作文)の対策 まとめ

以上、英語のライティング(英作文)の対策法でした。

英作文は、一見ハードルが高いもの。
でも、英作文は、テストの配点も高めで、人と差をつけやすいのに加え、途中点も狙えるオトクな問題でもあります。
まずは「わからなくても、とにかく書いてみてみる!」姿勢で、チャレンジしてみるのがオススメですよ!

<おうちの方へのアドバイス>
英語のライティング(英作文)に悩むお子さんを持つおうちの方は、お子さんの「自分で英語を書きたい!」といった、やる気を応援してあげてくださいね。
テストなどを見たとき、ミスを怒るよりも、「書こう」と思った意欲を前向きにとらえてあげる。
ミスしたところも「もう少しだったね」など励ましてあげると、「次はやろう!」と次のやる気につながりますよ。

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

子育て・教育Q&A