算数で子どもがつまずいた!原因や対処法を知って正しくフォローしよう
- 学習
夏休みは、1学期の学習の習熟度を把握するチャンス。なかでも算数はどの学年でも、前の学年・前の学期に学習したことが習得てきている前提のもと次の学習が始まる、いわゆる「積み上がり型」の教科といわれています。そのため、我が子のつまずきに気づいたら早めに原因を発見し、解決してあげる必要があります。
「積み上がり型」の算数はつまずいたときの対処が大切
算数は「積み上がり型」の教科なので、つまずきに気づいたらそのタイミングで対処しておかないと、授業が先に進んだときの理解も難しくなり、再学習しなければならない範囲がどんどん広がっていきます。
つまずきが明らかになったときにはそのポイントに執着してしまいがちですが、その前の段階でつまずいている可能性があります。その単元に関連する、前段階の単元の理解が正しくできているかも含めて確認してみましょう。
また、算数のつまずきは、本人がつまずきの原因に気づくことが難しいため、保護者がある程度サポートをしてあげる必要があります。
つまずきの原因は?小学生の算数でよくあるつまずきポイント
算数でつまずくポイントは、繰り上がりの計算や小数の割り算といった「新しいルールが出てきたとき」や、分度器やコンパスなど「新しい道具を使うとき」など、慣れないルールや道具が出てきたときが多いです。
また、つまずきの原因をひも解くと、算数が原因ではないこともあります。文章の読解力がなく文章題の問題文を理解できない、算数の基礎力不足により計算が遅く授業についていけないなどがその例です。
子どもによっては、つまずきやすいポイントが共通していることもあるので、我が子のつまずきポイントに傾向があるかもチェックしておくとよいでしょう。
算数でつまずくポイント
- 新しい道具を使うことになったとき
- 新しいルールや概念が出てきたとき
- 国語力など他のところに原因がある場合も
できないことの指摘ではなくできることを褒めながら苦手を探して
学習をサポートするときには、つまずきポイントを探すところから始まります。過去の単元に遡り子どものつまずきを見つけるうちに、「ここも分かっていないじゃない!」と言いたくなるかもしれませんが、グッと我慢しましょう。
自分ができていないこと・わかっていないことは子ども自身が一番わかっています。それなのに大人からズバリ指摘されてしまうと、子どもがますます自信を失ったり、勉強すること自体が嫌になってしまったりする危険性もあります。
「ここまではできているね」「ここが分かればできるようになるね」などプラスになる声がけを心がけて、子どもの学ぶ意欲もサポートしてあげるようにしましょう。
子どもへの声がけ例
- 大丈夫、ここは完璧にできてるよ!
- もう少しでできるようになるね!
- 〇〇ができるようになったね!
まとめ & 実践 TIPS
積み上がり型の教科である算数は、つまずきに気づいた時が肝心です。保護者がすぐに対処してあげること・理解できるようサポートすることが必要です。
子どもが学習につまずいたときは、子どもにとって「できることが増える」「壁を乗り越える」経験ができるチャンスでもあります。はやめの対処とポジティブな言葉の声がけで、子どもの自信につながるかかわりを心がけましょう。
出典:<低学年>計算のつまずきポイントとその解消法
URL https://blog.benesse.ne.jp/zemihogo/sho/stoc1908lear0066.html
<高学年>計算のつまずきポイントとその解消法
https://blog.benesse.ne.jp/zemihogo/sho/stoc1908lear0068.html
秋からの学習に直結! これだけは復習しよう【算数】 ~1・2年生~
https://benesse.jp/kyouiku/201608/20160819-2.html
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