高校生の海外留学 2020年東京オリンピックの頃には倍増の6万人が目標

高校生の海外留学 2020年東京オリンピックの頃には倍増の6万人が目標文部科学省などが民間企業などから寄付金を集めて、大学生の海外留学を支援する官民協働の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」。2015(平成27)年度からは、高校生の海外留学も支援対象になる予定で、先頃その概要が発表された。教育ジャーナリストの斎藤剛史氏が解説する。

 

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「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、企業などから集めた寄付金をもとにして返済不要の奨学金、渡航費や授業料の一部補助などにより、年々減少している海外留学者を増やすことを目的としています。また支援企業などによる事前・事後研修を行うなど「産業界を中心に社会で求められる人材」を育成することも狙いです。

 

政府は、東京オリンピック・パラリンピック開催の2020(平成32)年を目途に、日本の海外留学生数を倍増(大学生は6万人から12万人、高校生は3万人から6万人)させる方針を打ち出しており、同プログラムの対象を15(同27)年度から高校生にも広げることにしました。

 

文科省が発表した高校生コースの予定では、15(同27)年度の募集人員は300人程度。対象となる留学期間は高校教育に支障がないよう「14日以上3か月以内(1か月以上推奨)」とし、在籍する高校が教育活動の一環として認めた計画であることが条件です。また、大学生のコースと同様にスポーツ・芸術分野での留学も対象となるほか、海外の優れた職人や技術者などから指導を受ける職業系の活動、地域貢献ボランティア活動も支援対象となっています。

 

高校生の募集予定分野は、次のとおりです。
●アカデミック分野(150人)
●スポーツ・芸術分野(50人)
●プロフェッショナル分野(50人)
●国際ボランティア分野(50人)

正式な募集は、国会での15(同27)年度政府予算成立後になる見通しですが、高校生の応募が、どれくらいになるのかが注目されます。

 

出典:高校生の海外留学、「職人修行」も応援 文科省が予定プラン -ベネッセ教育情報サイト

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